新しい年編 その18 すきあらばお風呂
そして何故か続くお風呂の話。
てかさ、ミヅキは問題ないんだけどヴィオラの裸とかさ、普通にインモラルな空気がプンプンと漂ってるんだよなぁ・・・年が明けて彼女ももう17歳なんだけどね?
少しだけ成長した感がなんかこうさ、逆に後ろめたさを醸し出してると言うか。
逆にドーリスの身体ときたらもうね。
いつもながら完全にエロい。いやそんなにいつも裸体を見てるわけじゃないよ?
貴族様用のランジェリー製作の作業を手伝って貰ったりするから下着姿をたまにね?
そう、透けてたり穴が空いてたりすることもあるけどアレはちゃんとした下着姿だから!うん、大人の女性の身体、相変わらずリアルにエッチである。
この戦地帰りの高ぶった気持ちの中で2人きりだったら間違いなく理性が飛んでただろう。
「主、どうしてネッシーがパオーンしてるのだ?」
「そこは見て見ぬ振りするのが優しさではないだろうか?てか普通は裸の女の子が4人もいたらこうなるんだよ?」
「何故さらっと2人省いてるのよ!裸の女の子は6人居るでしょうが!」
だからヴィオラとミヅキに反応すると俺の人としての尊厳が損なわれるんだよっ!
ちなみに本日は女騎士サンドはナシの方向で・・・ちょっと血の涙を流しそうなくらい残念だけど子供の教育に悪いからね?
そもそもパオーンを目撃されている時点で教育もクソもないんだけどさ。
クッ、鎮まれ・・・鎮まれ俺のお○んちん・・・史上最低の厨二病疾患である。
「御主人様のお身体を流すのはメイドのお仕事です」
てなわけで本日は女騎士様に変わってメイドさん、ドーリスが俺の身体を洗ってくれることに。もちろん素手で。今日はタオル使ってもいい日なんだけどなぁ。
後ろから前に手を回して俺の胸を洗うのはいいんだけどその勢いで背中がおっぱい洗浄になってるんだ。そして俺の上半身の突起物はつままなくていいです。
「ンォフゥッ」とか某くちびるの分厚い将軍みたいな声が出ちゃうから。
背中からお尻にかけて自然に降っていくのはいいんですが・・・申し訳ございませんがお尻のホール部分をさわさわされると非常にくすぐったいです。
あとそこは出口なので気軽な感じで指を入れようとするのはお控えいただけると幸いです。
それと前に回って本体を洗うのも本日は禁止の方向でお願いします。
そう、ポコちゃんだけじゃなくタマちゃんもダメです。
その辺のプレイは是非とも今度2人でお風呂の時にでもお願いします。
その時までに、むしろ今日中に真ん中に凹みの有るお風呂用の椅子とか用意しておくべきだな。
てかさ、この『凹』記号。もう間違いなく完全にソレ(スケベな椅子)を表してるじゃないですか?
いや、たてまえ的にはアレ、介護用らしいけどさ。
この際住民全員集合させて海藻の回収を命令してローションも用意するべきであろうか?
新しい特産品『無添加海藻ローション』売れそうじゃない?
当然の様に俺だけが洗ってもらうのは不公平なのでこの後は全員にお返しが必要になってくる。仕方なくタオルを使って。だって子供の教育に(ry
取り敢えず一言だけ、今日はおっぱいの確変状態やったでぇ!
「さすがに6人も洗うとむっちゃ時間かかったな」
「君は私に隠れて毎日こんなただれた生活を送っていたのだね・・・」
「完全に誤解なんだよなぁ・・・。メルちゃんとサーラとミヅキ以外は今日が初めてだし。てか戦場気分で今日も流されてご一緒しちゃったけど大丈夫なのか公爵令嬢と一緒にお風呂に入って」
「そんなに変わらないじゃないか・・・ハリス、まさかいまさら私を捨てたりしないよね?」
いや、確かにそこだけピックアップするとあんまり変わらないんだけどさ、全然違うんだよ?
あと捨てるとか人聞きの悪いことを言うのは止めてもらいたい。
俺は捨てられることはあっても捨てることなど絶対にしないのだ!
・・・ちょくちょく逃げるだけで。その2つの違いは何か?
俺の後々(のちのち)の罪悪感が全然違うのだ。
ちなみに寝る時は右腕の上にドーリス、左腕の上にヴィオラ、体の上にミヅキと並ぶ。
「てか普通に寝苦しいわ!」
それほど重くは無いからいいんだけどさ。
まぁ随分と長い間放置しちゃったので今日くらいはこのままでいいか・・・。
リフレッシュ休暇の翌日、完全装備のメルちゃんとサーラ嬢、昨日はうちでお泊り会だった精霊さん達、そしてどうしても付いてくると言って譲らなかったミヅキを首に巻き付けて北の陣地に向かう。
ヴェルフィーナ嬢?北が片付くまでここで滞在することになった。
お屋敷で食べる食事よりもドーリスの作る食事の方が美味しいんだと。あとのんびりと海を見たいらしい。
ミヅキに関してはあくまで巻き付いてるだけで手出しは一切するなって口をすっぱくして言ってあるから大丈夫だろうけど・・・。
戦場とかあんまり幼女には見せたくねぇなぁ。
男の子?むしろ最前線で参加しても構わんさ。
もちろん何があろうと自己責任だけどな!逞しく育ってもらいたいものである。
そして転移で飛んだ構築中に何度か訪れた対皇国軍の陣地には
「・・・誰もいねぇ・・・いや、これ、駄目な感じじゃない?敵陣じゃなく味方の陣地がえらい荒らされてるもん」
「敵軍の倍の人数で対峙していたのだろう?なのにこれほど短期間で押し込まれるものなのか?」
「おそらきれいー」
まさかの大問題発生である。
だから俺が手伝おうかって聞いたのに・・・。
あれだ、味方の陣地がちょっとくらい荒れてるって状況証拠だけで悲観的に考えるのはよろしくないよな?
そこかしこに血痕とか切り落とされた身体の部位とか捨て置かれた装備品とかあるけど・・・。
あとサーラちゃん、面倒だからと思考を放棄して放心しないように。
「これ、状況確認とかしたいんだけど・・・子ペンちゃん、ちょっと高いところまで飛びたいんだけど力貸してもらってもいいかな?」
「クエック!!」
うん、良いお返事である。
当たり前ではあるが実在するタヌーが『ポン!』と鳴くわけでは無いように、ペンギンさんも『ペン!』とは鳴かないんだ。
ウサギさんも『ピョン!』とは言わないでしょ?
もし語尾が『ピョン!』のウサギさんがいたらそれはウサギさんではなくバニーちゃんなのである。
さて、こちら現場上空です!・・・一応先に皇国側に目を向けるも・・・軍勢の姿無し!
そして王国側はと言えば
「どうして挟み撃ちみたいな状況になってるんだよ・・・」
皇国軍を正面に相対する王国軍、そして皇国軍と共に王国軍を挟み込むのは・・・おそらくは王国貴族の反乱軍だろうな。
挟み込まれているのだから戦況は当然のように王国軍が圧倒的に不利である。
アレ、今はギリギリでなんとか持ちこたえてるけど長くは持ちそうにないよな。
完全に油断してたわ。
そうだよな、用意周到に、あれだけ長期間に渡り草を忍ばせていたんだから不穏分子の寝返り工作くらいしてて当然だよな。
そもそも西の帝国の大軍との挟み撃ち、帝国側に向かったのは成人したての子供と女の子が2人。
皇国から所領安堵や地位の保証をすると声をかけられてた貴族は王国には勝ち目がないと思って安心して裏切るよな。
保身、とっても大事だもんね?
家を守るためには仕方ないことなんだろうけど・・・実に気にいらない。
貴族だ何だと散々偉そうにしておいて分が悪くなるととたんに裏切るクズとか救いようがないもん。
『大丈夫なはず』とか言って油断しまくってた俺が偉そうに言えることじゃないけどさ・・・。
地面に降り立ち2人に現状を伝える。早急に転移・・・いや、目印もない乱戦地帯だと転移場所が特定できねぇわ。
この際だからペンギンさんに現地まで飛ばせてもらうか。
ついでに空の上から攻撃したらインパクトも敵の被害も大きそうだし!
「メルティス、サーラ、飛ぶから俺に掴まって!」
「へっ?いや、飛ぶ?」
「畏まりました!!」
ちょっと浮かぶ程度じゃなく飛ぶのなんて俺も初めてだけど・・・大丈夫だよね?
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