CroSs ☤ MiND 設定資料

DAN

物語の構築にあたって覚書として書き留めていた設定資料

目 次


 登場人物紹介

第一部

第二部・三部


 主人公家系詳細設定

藤原 家

隼瀬 家

藤宮 家

八神 家

柏木 家

涼崎 家

篠葉 家


 その他設定


 登場人物紹介

第一部(性格は主要人物のみ)

男 性 陣


 柏木 宏之・・・十八歳 聖稜三年普通科C組

三戸特別区館那珂町高天原(さんととくべつく・たちなかちょう・たかまがはら)

生年月日 1983年4月18日

Blood・Type

 AB+O型

(血液型判断の基本+そちらの傾向も内面的、外面的に見受けられる)

身長 173㎝ 体重 61㎏


性格

 誰にでも隔てりなく優しいが、余り人と関り合うのが好きではない。いつも何か一歩手前に出ようとすると躊躇ってしまう意志の弱さ。どちらかというと自分本位で行動する事の方が多いので周りに迷惑を掛けてしまうのもしばしば、それでも一生懸命な宏之を見ている周りの人間は彼を迷惑に思うどころか、助けたい気持ちになるようだ。中学の時まで剣道でその名を馳せていたが無理が祟り肩を壊してしまう。だが、本当は。幾多にも運動の才能に恵まれながらも高校に入ってからは無所属(帰宅部)。主役級の役を与えられている割に自分以外の他の編には余り登場していない。


 藤原 貴斗・・・17歳 聖稜三年工学科C組

三戸特別区銀杏坂(さんととくべつく・いちょうざか)

生年月日 1983年9月30日

Blood・Type O+A型

身長 189㎝ 体重 78㎏(筋肉質な割に体重が軽い?)


性格

 記憶喪失により否定的印象の部分が現れる事もあるが人の事を良く 考えてから行動する性格。その性格により自分を犠牲にすることもしばしば。不言実行型のため誤解を招く事も多い。記憶喪失により口数も普段は少なく、周りの人間と一線(二線くらい?)を置く。父譲りの工学系天才だが気づいてもいないし鼻に掛けることもない。父の強制で剣道、柔道、空手など多くの武道と呼ばれた物を習わされていた。ハッキリと言って人間とは思えない程に強い。

 小さい頃の心臓移植手術の縫合跡はその後の整形により余り目立たなくなっている。

本作品の話の柱となる存在


 八神 慎治・・・17歳 聖稜三年普通科C組

三戸特別区国塚町(さんととくべつく・くにづかちょう)

生年月日 1983年10月2日

Blood・Type B+O型

身長 175㎝ 体重 63㎏


性格

 人をまとめるのが得意、周りからも信頼されている。その様な性格なので周りからはよく相談を持ちかけられる。考え方は結構理詰めである。判断力と決断力は天性の才能?優等生の部類に入るがけして驕らないし、彼は関西系のノリなのでどちらかと言うとお笑い枠。大抵の運動競技はそこ、そこにこなす。特にテニスに関しては高校全国区の実力の持ち主だったが訳あって二年生の夏に自主退部。

 彼自身そうは思っていないが周りはフェミニストという。姉には絶対服従を誓わされている?この話の中では一番重要な立ち位置にある。

 補足として、慎治と宏之は高校三年間、同じ組。その二人と隼瀬香澄は二年、三年と同組。


 涼崎 秋人 41歳(春香&翠の父親、某大学教授 人類学専攻)

 藤宮 響  14歳(詩織の実弟)

 藤原 洸大 81歳(私立聖稜学園の理事長、藤原科学重工会長 貴斗の祖父)

 御剣 鋭知 32歳(聖稜の物理教師)


女 性 陣


 涼崎 春香・・・17歳 聖稜三年普通科B組

 三戸特別区立教台(さんととくべつく・りっきょうだい)

生年月日 1984年3月12日(早生まれ)

Blood・Type O+AB型

身長 156㎝ 体重 43㎏ スタイル 82/53/83㎝(Topとunderの差13)


性格

 どことなく抜けている。しかし、よく人の心を見透かすことを言う。天然ボケ?文学に関してかなり精通している。 男性に対して引っ込み思案なところはあるが香澄や詩織のおかげで少しは改善されているようだ。彼女自身は運動音痴でないと言い張るが周りは認めない。占い、おまじない好き。お姫様系なので彼女を支持する隠れ信者が多いる。

 吹奏学部に所属しフルートを担当している。稀に詩織と競演する事もある。更に園芸部、文芸部と掛け持ちもしている。

 全ての編に影響する役割を与えられているがおかれている立場は可哀想なものである。そのため彼女には特別・・・。


 涼崎 翠  15歳(春香の2つ下の妹)

生年月日 1986年7月23日

Blood・Type B+AB型

身長 133㎝ 体重 27㎏ 容姿 不詳

性格

 姉の春香とは正反対でとても活発的、言いたい事は何でもハッキリと口にする。運動万能の割に成績もさほど悪くない。強い反骨精神の持つ主。現在水泳部所属中学生の部国内記録保持者。詩織と香澄を姉の春香と同じくらい慕っている。身長が低いことを気にしている。結構、好き放題我侭を言い、事を成すけど性格の可愛さもあって周りはそれを許してしまう。趣味は運動全般と格闘ゲームをする事。


 隼瀬 香澄 17歳 聖稜3年普通科C組

三戸特別区国塚町(さんととくべつく・くにづか)

生年月日 1983年8月26日

Blood・Type B+O型

身長 162㎝ 体重 47㎏ スタイル 86/56/87㎝

(差16.5)


性格

 表面上はとても割切り派で男女共に友達は多い。しかし、実際はとても情に脆く、独りの時はよく泣く。左目下に泣きボクロがある。姉御肌?とても負けず嫌いでしばしば、そのことで友達と反発することがある。詩織と共に水泳部に所属高校生記録保持者の一人。幼馴染の詩織を〝しおりン〟と呼ぶのはこの人だけ。水泳を始めたのは詩織がきっかけだそうだ?(貴斗の幼馴染でもある)カラオケ好き、小物集めが趣味。運動関連の才能はずば抜けて優れている。呑み込みが早く、数ヶ月も一つの種目の練習を続ければ、全国区に足を並べられる程である。しかし、本人がそのことを知る由もない。

 最後は彼女の望んだ物が得られるがそれまではかなり厳しい環境下にある。一番不幸な立場かもしれない。


 藤宮 詩織 17歳 聖稜3年普通科B組

三戸特別区国塚町(さんととくべつく・くにづか)

生年月日 1983年9月9日

Blood・Type A+O型

身長 159㎝ 体重 45㎏ スタイル 85/54/86㎝

(差15.5cm)


性格

 頭脳明晰、容姿端麗、品行方正で、正義感も強く、更に運動万能?非の打ち所を探しても見つからない。貴斗の前でない場合は清廉潔白にも見える。この手の性格は同性たちから見たら嫌味の対称だが性格良好なので女友達は多い方。香澄とは対称的に右目下に泣きボクロあり。聖陵高校では彼女を聖女と支持する男女共にいる信仰団体が存在する。香澄同様水泳部所属実力者で、香澄と双璧をなす。(香澄同様貴斗の幼馴染)たいていの趣味は春香と共通している。違いがあるとすればぬいぐるみ収集で集めるものが違う。

最近はよくUFOキャッチャー 類を集めているが本人はかなり下手というよりもどうしてなのか、取り込み穴付近で運を逃がしてしまう。大抵香澄が肩代わりする。香澄と同様想い人と最後を向かえるまで前途多難。恋は盲目の典型的人物。努力を努力と思わない努力型の逸材。一般で言う天才の越えられない壁も、直向で弛まぬ努力と、不屈の精神と信念で超えてしまうという人。

 詩織と香澄が高校で同組になったのは一学年の時だけで春香とは三年間組が一緒。


 神宮寺 麻里奈 27歳(UNIOのAgent、第二級特別捜査官)結構重要人物。

 涼崎 葵   40歳(春香&翠の母親)

 藤原 翔子 23歳(新任聖稜の数学教師、貴斗の実の姉)

 八神 皇女 46歳 (慎治と佐京、右京の母親 精神科医)

 八神 佐京 23歳 (慎治の姉であり翔子の心友。医大生)


第二部、第三部

2001年9月以降から3年後の間での登場する人物

(状況は主要人物のみ、年齢は全て2004年8月前の物)


男 性 陣


 柏木 宏之 21歳(非正規社員)

状況 香澄のお陰により現在、彼の心は安定している。

大学は受験不可能な状態に陥っていたのでただ今、喫茶店トマトで仕事をしている。

(香澄が現在の恋人)


 藤原 貴斗 20歳(聖稜学園・大学部工学部3年)

状況 詩織との交際3年経過、未だ記憶は戻らず。

性格は周りのお陰で少しは改善された。訳あって現在、香澄を無視中。

貴斗の心に現れる2つの精神

貴 理知的で人を尊ぶ精神

斗 利己的で頑固な精神 斗より貴の方が高位な精神


 八神 慎治 20歳(聖稜学園・大学部国際経済学部3年)

状況 貴斗と同じ仕事先(強引に貴斗に誘われた)

常に周りを心配しながら行動中。

大学ではテニスサークルに所属中。大学内で、女性に結構人気があるが・・・。


 芦屋 匠  43歳 (修文出版社専属写真家)

 逸見 洋介 33歳 (三戸駅北口前交番の巡査長)

 空木 敏郎 22歳(宏之の仕事仲間)

 鹿島 明  45歳(コンビに店長)

 柏木 司   49歳 (宏之の父親)

 神無月 焔 22歳(詩織の法学部先輩、貴斗、慎治とは顔見知り)

 卯月 肆矢 63歳(藤宮家が所有する東京都港区六本木にあるRFCホールの管理者)

久慈 直人 21歳(宏之の仕事仲間で聖稜学園・大学部学生)

草薙 統也 22歳(聖陵大BC学部4年生、男子テニス部長)

調川 愁  30歳(国立済世総合病院外科の若き名医、佐京とは知り合い)

涼崎 秋人 44歳(春香、翠の父親)

舘花 輝彦 19歳(宏之の仕事仲間で聖稜学園・高等部学生)

永蔵 源造 54歳(三戸市警察署本庁の刑事、役職は警視正)

隼瀬 剣  53歳(香澄の父親、公安調査庁の第一級捜査官)

藤宮 響  17歳(詩織の弟、現在高校テコンドーの2年連続優勝者)

藤原 洸大  84歳(学園の理事長からひき自社の会長に専念)

藤原 龍貴  50歳(貴斗の父親、死去前の年齢)

藤原 龍一  27歳(貴斗の兄 死去前の年齢)

フォード・クライフ(Ford, Clife)

 21歳(大学内の慎治のよき相談相手であり好敵手でもある)

日向 忠  28歳(三戸駅北口交番の巡査)

氷室 陣  35歳(香澄の上司)

三津ノ杜 諒22歳(聖稜大学医学生4年、詩織の高校時代水泳部先輩)

御剣 鋭知 35歳(現在も聖陵で教師をしている)

結城 将臣 18歳(涼崎翠の同級生で弥生と言う双子の妹が居る)

三多 久留須・反町 駈・唱野 甲斐(同一人物で季節外れのSanta Claus)


女 性 陣


 涼崎 春香 20歳(国立済世総合病院 入院中)

状況 ただ今お休み中、彼女が目覚めるのは何時?彼女は目覚めた時、

独特な発音が少なくなり口調が何故か大人びいている。

最終覚醒により二人の男性を同時に好きになってしまう。

寝ている間、少しだけ身体が成長していたようだ。

退院前(157㎝ 体重 36㎏ 86/49/84㎝)

退院数ヶ月後(157㎝ 体重 42㎏ 87/51/85㎝)


 涼崎 翠  18歳(聖稜学園高等部三年体育科A組)

状況 貴斗、詩織の手助けにより晴れて聖陵に受験で合格。

この頃になってやっと身長も気にしなくなった。

(165㎝ 体重 45㎏ 82/51/83㎝)

密かに○○のことを想うが・・・。


 隼瀬 香澄 20歳(Writer)

状況 実業団行きをあきらめ現在出版社に勤務中。

一生懸命、宏之のために頑張っているがそれは、果たして報われるのだろうか?


 藤宮 詩織 20歳(聖稜学園・大学部法学部3年)

状況 21歳の内に司法試験合格のため頑張っている。

理由は無論、貴斗のためだそうだ。

最近の恋人の行動に少し(本当はかなり)不満を感じ始めていた。


 井澤 魅由 21歳(貴斗の仕事先の同期で年上店員)

 荻名 奈々美21歳(聖稜学園・大学部文芸文集学部3年生 女子テニス部長)

 柏木 雪菜  6歳(宏之の妹、故あって既に死去している 年齢は当時の物)

 柏木 美奈 49歳(宏之の母親)

 神奈川 麗奈21歳(三友貿易 社長令嬢)

 神宮寺 麻里奈30歳(UNIOのAgent、第一級捜査官)

 河野 陽子 19歳(聖陵高校水泳部 部長で翠の先輩、詩織、香澄の後輩)

 桜木 知美 25歳(喫茶店トマトのチーフ長)

 桜木 夏美 19歳(知美の妹同じ喫茶店の店員、翠の先輩、詩織、香澄の後輩)

 涼崎 葵  43歳(春香、翠の母親)

 瀬納 綾  20歳(香澄の会社の同僚でもあり高校の時の同級生、其れと・・・)

 永蔵 南  22歳(永蔵源造の娘で看護婦をしている)

 隼瀬 真登香52歳(香澄の母親)

 藤宮 詩音 53歳(詩織の母親)

 藤原 翔子 26歳(聖稜高等部教師兼隠れ理事長)

 藤原 美鈴 48歳(貴斗の母親 死去前年齢)

 住友 玲子 22歳(春香の専属看護)

 三井 愛   23歳(   〃   )

 八神 右京  5歳(第三部の時点での年齢)

 八神 佐京 26歳(慎治の姉であり翔子の心友。医大生)

 八神 皇女 49歳(慎治と左京の母親 精神科医)

 結城 弥生 18歳(涼崎翠の親友で同級生、将臣の双子の妹)



第四部(年齢は2011年時)

雨宮 織江 27歳(UNIO編、UNIO諜報員)

庵原 錬太郎66歳(UNIO編、産技研の古参研究員)

雅樂川美智子33歳(UNIO編、洸大の秘書)

榎並 敏行 39歳(UNIO編、洸大の秘書筆頭兼護衛)

大宮 忠孝 54歳(UNIO編、UNIO日本支部、支部長)

鬼神 光姫 35歳(UNIO編、龍一と麻里奈の親友)

海道 成美 30歳(UNIO編、UNIO第二級捜査官)

神無月 焔 28歳(八神家編)

霧生 洋介 25歳(結城編、将臣の怜悧な親友)

草壁 剣護 28歳(八神家編)

グリフィス・ランディール、(Griphis=Rundeal結城編、登場当時39歳)

ゲーニッツ・グリーツ51歳(結城家編)

琴坂 慧  46歳(結城編、みのりの父、三慧ボクシングクラブの経営者)

琴坂 みのり24歳(結城編、将臣のマネージャー)

崎口 勝  25歳(結城家編、将臣の体育会系お調子者の親友)

志波 京平 56歳(独立行政法人済生会総合病院の第一外科医院長)

調川 愁  36歳(八神家編、太陽編、他)

神宮司麻里奈36歳(UNIO編、第一級調査官)

涼崎 葵  50歳

涼崎 秋人 51歳

涼崎 翠  24歳(167㎝ 体重 48㎏ 81/50/82㎝)昏睡状態でも身体の成長がややあった。

瀬良 奈々恵25歳(結城編、弥生、翠の親友)

楚山 永禮 27歳(結城編、将臣のボクシングクラブの先輩でミドル級)

永蔵 源造 60歳(叩き上げで警視正まで登り詰め、役職は刑事課次長だが・・・)

永蔵 南  28歳

南原 清隆 36歳(UNIO編、UNIO特殊第一級調査官)

新谷 流  48歳(結城家編)

縫殿 俊樹 28歳(結城編、将臣のボクシングクラブの先輩でスーパーライト級)

パディンマール・クゥルーン39歳(Paddimmar Kurune)オマーン国の機械技師。

藤宮 詩乃 27歳

藤宮 詩音 59歳

藤宮 響  23歳(身長191cm、体重81kg)貴斗のことは嫌いだが龍一、翔子のことは尊敬していたし、今でも翔子に対しては非常に素直な態度をとる。

藤原 洸大 90歳

藤原 龍一 36歳

藤原 翔子 33歳

源  星雲 

源  銀河 

源  太陽 51歳(太陽編、主人公)

峰野 義之 64歳(独立行政法人済世会病院総合院長)

八神 慎治 27歳(航空機事故に巻き込まれ、奇跡の生還を遂げるが記憶喪失)

八神 泰聖 56歳

八神 右京 11歳

八神 佐京 32歳

八神 皇女 55歳

結城 将臣 24歳(身長177cm、67kgウェルター級)

結城 将嗣 58歳

結城 弥生 24歳(身長159㎝ 体重 45㎏ 85/54/86㎝)顔の造り以外の身体的特徴は藤宮詩織、シフォニー・レオパルディと同等、年上の男性を好きになるのは母親の性格の遺伝的影響か・・・。

結城 神奈 40歳(生前年齢、生きていれば52歳)

レオパルディ・ゲオルグ64歳Leopardie, George

レオパルディ・セレナディーア62歳Leopardie, Serenadia


 主人公家系詳細設定


 これは主人公格の家族構成を示す物であるが、本作品とはまったく関係がない。


藤原 家

 奥州藤原 秀衡(ひでひら)が太祖で奥州藤原家滅亡後、隼瀬家と藤宮家の手により守護された藤原忠衡(ただひら)の嫡子、智衡(ともひら)の家系にあたる。

 奥州藤原家の生き残りが南部(関東)に落ち延びたと言うのは事実らしいが智衡と言う人物が実在したかは不明。幕末後、莫大な資金の入手により商事会社を設立。以後先代たちによって大きく発展し、財閥的超一流企業となる主に研究機関系列を経営。一般企業とは違うので知名度が低い。藤原を家名として、名乗るようになったのは昭和の大戦以降で、それまでは常郷(つねさと)、和泉(いずみ)、齋藤(さいとう)、小早川(こばやかわ)の何れかを名乗っていた。



藤原 洸大(ふじわら・こうだい)

   ├―――┬――――― 長男・龍貴(りゅうき)

   みね  │       ├――――――┬ 長男・龍一(りゅういち)

       │        美鈴(みすず) │

       │                ├ 長女・翔子(しょうこ)

       ├ 次男・虎次郎(こじろう)   │

       │                 └ 次男・貴斗(たかと)

       ├ 長女・美鳳(みほ)

       │

       └ 次女・麟(りん)

            ├――――――――――――┬ 長男・臣彌(しんや)

         瀬能 鷹也(せのう・たかや)  │

                        ├ 長女・綾(あや)

                        │

                        ├ 次男・達哉(たつや)

                        │

                        └ 次女・麻弥(まや)


隼瀬 家

 隼瀬 陸奥(はやせ むつ)、奥州藤原が滅亡の際に藤原 忠衡の嫡子、智衡を連れて南部へと逃れる。隼瀬家は藤原 秀衡の源義経を護れと言う命に唯一叛かなかった配下であり陸奥は藤原 忠衡と義経を護り共に死のうと思ったが智衡を託されその命を智衡のために尽くす。

 後、隼瀬家は代々、藤原家当主の守護をする家系となった。


隼瀬 まとい

    ├―――――――┬ 長女・真奈美(まなみ)

   玄達(げんたつ) │

            ├ 次女・真登香(まどか)

            │     ├―――――――― 長女・香澄(かすみ)

            │  炎能 剣(えんの・つるぎ)

            │

            └ 三女・真緒(まお)

                  ├―――――――┬ 長女 知美(ともみ)

               櫻木 充(さくらぎ・みつる)│

                          ├ 次女 夏美(なつみ)

                           └ 三女 美緒(みお)


藤宮 家

 滝尻王子(たきじりおうじ)の神主を代々勤め奥州藤原が滅亡の際、隼瀬家と共に南部に逃れる。

 藤原家の財務を担当していた家系でもある。太祖は藤宮 聡明(ふじみやそうめい)。

 奥州藤原の隠し金山(金鶏山)を知る家系で幕末前、藤原家再興させるためその当時の藤原家当主にそのありかを伝える。


藤宮 祝言(ふじみや・しゅうげん)

   ├――――――┬ 長女・詩音(しおん)

  詩菜子(しなこ)│├―――――――――┬ 彩織・詩織(さおり・しおり)

           │ 響能 律    │

           │(ひびきの・りつ)└ 長男・響(ひびき)

           └ 次女・詩乃(しの)

 詩音と詩乃は双子。

 詩菜子にも双子の姉がいて、名を織媛。三省(みつみ)という家に嫁いだ。他作品である心に響く詩の三省姉妹の祖母


 藤原洸大(海軍少佐)、隼瀬まとい(海軍看護科分隊長、階級は中尉)、藤宮祝言(海軍大尉)は戦友であった。


 藤原龍貴、隼瀬真登香、藤宮詩音、詩乃は幼馴染。


 龍貴、隼瀬剣【旧姓は炎能(えんの)】は高校、大学時代の親友であり部活などの好敵手。


 藤原美鈴【旧姓は篠葉(しのはら)】と詩音は中学、高校、大学の先輩後輩。


 藤宮律【旧姓は韻能(ひびきの)】剣の遠縁にあたる。


 龍貴と美鈴は結婚したその歳に龍一を授かる。

 律と詩音は大学卒業後直ぐに結婚するが詩織を儲けたのはそれから十年後。

 真登香と剣は色々あって結婚したのはお互い三〇歳を越してから


 香澄編で登場する瀬能 綾は実は貴斗の従兄妹である。

 両親、鷹也と麟は綾が十一歳の時、飛行機墜落事故で死亡。事故の際、麟の子供達を洸大の籍にいれようとしたが瀬能家との籍争いの裁判に負け彼の娘の子供達は瀬能家に取られてしまう。


 瀬能家は八嶋神社と言う神社の神主家系で跡継ぎを必要としていた。

 臣彌は高校卒業と共に神主職を継ぐがそれと同時に育ての親である祖父母を無くし瀬能家の肉親は兄妹だけとなる。それを知った洸大は再び彼らを自分の籍にいれようとするが丁重に断られてしまう。残念に思う洸大だった。それ以降はかげながら瀬能家の面々を支える事にしたようだ。

 臣彌は龍一と同じ年齢、達哉は綾の四歳下、麻弥は綾の六歳下。


 詩織編、春香編以外に出てくる桜木夏美は香澄の従姉妹。

 夏美が水泳をやる影響は香澄から来ている。夏美は香澄の血縁と言う事で見えない所で性格が似ていて好きになる異性の種類も一緒だったりする。


 詩織の性格は藤原翔子から大きく影響を受けており、変質的な異常恋愛感性までも受け継いでしまっている。

 香澄の性格は翔子から少し、藤原龍一から大きく影響を受けている。実は初恋は貴斗じゃなくてその兄だった。


八神 家

 代々、建御雷命(たけみかづちのみこと)を祭る大社の神主であった。

 江戸時代中期に大社ないで争いが起きたため、神主職を降りる。

 その後は神道医学により医学の道を進む家系となった。

 代謝の神主の太祖は八神 源神籠(やがみ・げんしんろう)。さらに古い系図は第四部、八神家編参照。女系で男が生まれる事はまれ。


八神 美琴(みこと)

   ├――――――┬

   櫓庵(ろあん)├ 長女・皇女(みこ)

          │  ├――――――――――┬ 佐京(さきょう)

          │ 天城 泰聖(あまぎ・たいせい)│

          │                ├ 慎治(しんじ)

          ├ 次女・魅紅(みく)      │

          │                └ 右京(うきょう)

          └ 三女・水脈(みお)


 藤原家が南部に落ち延びた際、その最果ての地で彼らを救ったのが八神家であった。

 八神家と藤宮家は同じ神主職として長きにわたり交流があったが江戸時代中期の草彅家、八神家の争い以降その交流が途絶えるが・・・、明治以降再び巡り合い現在に至っている。

 そして、その事を知るのは代々その家系に生まれた長女だけ。

 物語の主人公の一人、慎治、殆ど登場する事はないが十五歳下の妹、右京がいる。


柏木 家

 鎌倉末期・南北朝時代の武将、楠木正成(くすのき・まさしげ)の分家に当たる家系らしい。

 足利尊氏と戦いに敗れた、楠木家とその分家は足利からの追ってから逃れ東へと落ち延びたようだ。


 柏木 大都(かしわぎ・おおと)

     ├――――――― 長男・司(つかさ)

    和歌奈(わかな)     ├―――――┬ 長男・宏之(ひろゆき)

                美奈(みな)     │

                           └ 長女・雪菜(ゆきな)


 宏之は自分の両親の職業についてほとんど何も知らない。

 現在、彼の両親はシンガポールの医学・遺伝子工学研究所に勤務している。

 柏木司と美奈は藤原龍貴、美鈴、二人が渡米する前、とある研究所の同僚でもあった。

 研究所内で龍貴が唯一信頼していた人物でもある。

 柏木美奈、旧姓は篠葉(しのはら)、そう彼女は美鈴の二歳下の妹で実は宏之と貴斗は従兄弟の関係にある。しかし、ある理由があって本人同士それを知らない・・・、忘れてしまっている。

 柏木雪菜、宏之の一歳下の妹。彼が七歳の時死亡。


涼崎 家

 特に歴史的背景のある家系ではないが代々、色々な学者を輩出している家系である。

 菅原道真に関係あるとかないとか?


涼崎 夏夜(すずさき・なつや)

    ├――――――――┬ 長男・秋人(あきひと)

    茜(あかね)    │     ├―――――――┬ 長女・春香(はるか)

             │     葵(あおい)  │

             │             └ 次女・翠(みどり)

             └ 次男・冬璽(とうじ)


 凉崎 秋人とその妻、葵は藤原龍貴と美鈴を知っており大先輩と尊敬している。そして、その二人が亡くなった事を知ると深く嘆いたようである。秋人と律は知り合いである。

 旧姓、真柴葵は良家の御嬢様だった。その様な彼女と秋人が結婚する事が出来なのは龍貴と美鈴が葵の父親秀吉を説得したからのようだ。何故説得に成功したのかは・・・。

 それと遺伝子工学の権威だった藤原美鈴は真柴葵の命の恩人。


 物語には一切登場してこない家系の篠葉 家

 シノハラ・インダストリーと言う複合企業媒体を持つ実業家、第二次大戦終戦後急成長した工業会社で主にロボット産業に力を入れている。


篠葉 若斗(わかと)

   ├―――――――┬ 長男・徹(とおる)

   よね      │

           ├ 長女・美鈴(みすず)

           │    ├――――――┬ 長男・龍一(りゅういち)

           │    龍貴(りゅうき) │

           │            ├ 長女・翔子(しょうこ)

           │            │

           │            └ 次男・貴斗(たかと)

           │

           └ 次女・美奈(みな)

                ├―――――――┬ 長男・宏之(ひろゆき)

                司(つかさ)  │

                        └ 長女・雪菜(ゆきな)

 美鈴と美奈の父親の若斗と藤原洸大は犬猿の仲。彼女たち二人は両親の命に逆らいほぼ駆け落ち同然だった。唯一、彼女達の兄、徹だけが二人の理解者だった。



第四、第五部に登場する源家。歴史的英雄であり、反逆者として命を奪われた源義経が実は生きていて、その子孫が藤原家、隼瀬家、藤宮家、八神家によって守られ現代まで存続していた。幕末以降に再び、源を名乗り、現在に至る。

太陽の祖父、源星雲は洸大の所属していただい第参拾参艦隊の中将で直属の上司。


 その他設定

1 裏 設 定


 これは、CROSS-MINDに出てくる主人公たちが高校以前に一、二度出逢った事があるという裏設定(貴斗編の因果律の話題から?)他にも色々と設定があるのですが概要として。


 柏木 宏之

   ⇒八神 慎治

小学校陸上記録会、110mハードル同種目で決勝戦対戦決着は最後のハードルで慎治に抜かれ、慎治の勝ち1位・慎治、2位・宏之と言う結果に終わる。


   ⇒藤原 貴斗

宏之は中学三年生まで九年間剣道を続けていた(中三の時、腕を痛め剣道の世界から身を引く)。県下でも実力No.1(全国でもかなりの強者、全国優勝経験あり)だったが中学一年生大会の時、貴斗に初めて負ける。宏之は、この雪辱を翌年の大会で晴らそうと思ったが貴斗は渡米してしまったので再戦はならず。


   ⇒涼崎 春香

中学生のとき電車の混雑中窓際に立っていた彼女が潰されそうになるのを身を挺して庇う。痴漢からかばった事もあるがそれは覚えてない。


 八神 慎治

   ⇒貴斗

中学一年の時、不良高校生に絡まれている所を助けられる。その時、慎治は貴斗を高校生と思ったらしい(貴斗、中一にして身長168cm)


   ⇒隼瀬 香澄&藤宮 詩織

中学二年の時、友達の誘いで見に行った中学水泳特別区大会で香澄と詩織と逢う。


 藤原 貴斗

   ⇒慎治

小学六年、近所のゲームセンターで格闘ゲームの対戦相手。何時も同じ奴に負けると思って帰りがけ顔を覗くそれが慎治。対戦成績は九九戦0勝九九敗と完敗。


   ⇒春香

小学三年、三戸にある大きな公園、泣いている彼女発見。

理由は帽子が木に引っかかって取れないから貴斗はそれをとってやる。彼女の母親である葵にお礼を言われる前に習い事の為、その姿を晦ましていた。


 涼崎 春香

   ⇒宏之

中学三年の時、三戸駅前の常盤書店で届かない所にあった本をとってもらう。


   ⇒貴斗

小学一年、お正月神社のお参りで迷子になった所を彼に救出?される。

(実は貴斗も迷子だった)


 香澄&詩織

   ⇒宏之

小学二年のお祭り(三戸祭りではない)の時、人間違えで宏之に声を掛けられる。


   ⇒慎治

中学二年の時、お正月の神社参り、貴斗買い物中で不同席?香澄の下駄の鼻緒が切れる。

それを直してくれたのが慎治、詩織は香澄と一緒にそこにいた。

(この時、鼻緒が切れたのは貴斗の渡米を暗示していたのかも?)

 涼崎 翠

   ⇒貴斗

年齢不詳時(四、五歳くらい?) 川で溺れている所を貴斗に助けられた。


 三戸特別区とはどこにあるのか?

 小説の中に出てくるその町の名前はいったいどこにあるのでしょうか?無論架空の場所なのですが設定としては茨城県、埼玉県、栃木、群馬この四つの県が交差する県境の真ん中から東西南北に約三十キロ、一辺約二十一キロの正方形の特別地区です。その特別区が出来たのは1951年に対日講和条約が結ばれGHQ(ジェネラル・ヘッド・クウォーター)連合国軍総司令部が廃止された時にその措置として作られた特別統治区画。第二首都。旧名所は聖書の使徒と四つの県へ通じる戸が有るという事で四戸(しと)と命名されていた。1969年に日本の領地として戻ってからは四と言う数字を嫌悪して三に変えて三戸。後に他の小説では第三東京特別区として登場。

 聖稜学園小等部は埼玉県鷲宮町の東武伊勢崎線の西側付近で中等部、及び高等部東側付近にある。大学はキャンパスが三つあり、茨城県古河市、栃木宇都宮市と最後に東京都駒場。ステーツにとっては2nd ワシントンD・C・的な意味合いになる場所だった。

 立那珂のモデルは埼玉県加須市。立教台は埼玉県久喜市、国塚町は鷲宮町と久喜市の境。

 作品の中に登場するTheme parkは大体、神奈川か、茨城の海岸沿いのどこか。


 インスティテュート・オブ・ウィスタリア・フィールズ・メディカル・リサーチ・アンド・デヴェロップメント(Institute of Wistaria fields research and Development=藤原医科学研究所)はシンガポールの西海岸側Western Water Catchmentの更に西奥。敷地外周は約9km平米。

 施設は三つの区画に分かれており海岸から電力設備区画、中央が各種研究区画、東と南側の市街に隣接する部分は居住区画になっている。

 更に研究区画は六つの部門ごとに研究施設が分かれていた。その部門は汎用製薬開発、物構造解析、生命応用、特殊脳細胞解析、医療器具開発、生命保全。

 建設費総額四百八十三億円。以降2015年までの年間施設並び人事維持費平均十八億円。

 研究での利益を得られはじめたのは運営開始から十年後の1985年半ばからで、医療機器部門がその収益の九割を占めており、その年から約十年間の平均純利益三十六億、1995年から元々研究部門が存在していた訳ではないが、施設を運営する意味での制御系で得られた技術電算機通信網いわゆるコンピュータやネットワーク等の技術を売る事で得られる利益が含まれるようになり、2001年までの平均純利益は百二十億。2001年以降から更に汎用製薬部門が急成長し、以降2050年くらいまでその研究施設の結果で得られる平均純利益は千二百億となる。藤原グループ全体の約六分の一の収益を齎すようになった。


2 語 訳

 本小説で出てくる章、節間タイトルの日本語訳


第 一 部


 アンサートゥン・カタストロフ (Uncertain Catastrophe)不確定な惨劇。惨劇、見えない因果。


慎治 編

 インナー・マインド(inner mind)内心。内に秘めた心。


 ラヴァーズ・オブ・マイ・ベストフレンズ (Lovers of my best-friends)親友の恋人たち。


 Invitation for the New World(インヴィテーション・フォー・ザ・ニュー・ワールド)

招かれる未来。

貴斗 編

 リリーフ(Relief)友のために。救済。


 Dear、ライク・アズ・ア・シスター(Dear, Like as a sister)妹のように、愛しく。

 デイ・ドリーム(Day Dream)白昼夢。


 ロード・オブ・ジ・エラー(Road of the Error)罪、償いの道。過った道。心得違い。踏み外した選択。


 Lost Everything(ロスト・エヴェリシング)喪われ行くすべて。


宏之 編

 ブロークン・ハート (Broken Heart)打ち砕かれた心。崩壊心。弱い心。


 壊れ行くフレンズ・サークル(壊れ行くFriends Circle)壊れ行く友達の環。


 ヒューマン’sリンク(Human's Link)人の繋がり。人の接点。


 Faith(フェイス)友情を超えた信頼。


香澄 編

 イン・ザ・リアル(In the Real)現実。現実の世界。

 ディスタンス・オブ・ザ・ハート(Distance of the Heart)心の距離。不安。心配。心の間隙。


 ビリーヴ・ユー・フォエヴァー (Believe You Forever)

貴方を信じて、永遠に。待ち人。待望。待ち惚け。


 イントゥー・ザ・シー(Into the Sea)海の中へ。海の藻くずへと。帰海(かえりうみ、きかい)


詩織 編

 崩壊のプレリュード(崩壊のPrelude)崩壊の序曲。崩壊の序幕。


 エンドレス・ナイトメア・マーチ(Endless Nightmare・March)終わりなき悪夢の行進。


春香 編

 ダーク・プリズン(Dark Prison)闇の監獄。暗闇の檻。罰の間。拘束された空間。束縛の籠。


 ファイナル・ウェイク・アップ(Final Wake Up)最終覚醒。本当の目覚め。真実の目覚め。


 アナザー・インシデンツ(Another Incidents)別の分岐。違った未来。他の事象。

 未来へのResolution!(未来へのレゾリューション)未来への決心。


 エタニティー・プリズン(Eternity Prison)永久監獄。来世までの拘留。


翠 編

 ハイスクール・ライフ(High school Life)高校生活。

 ターニング・ポイント(Turning Point)転換期。折り返し地点。

 ラスト・トライアル(Last Trial)最終決戦。決死の挑戦。試練の先にある未来。

 ラスト・インパクト(Last Impact)残酷な最終宣告。心切り、裂く衝撃。

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