今回は、異世界ドイツ帝国 ~”もしも”ドイツ帝国が第一次世界大戦で
勝利していたら?~ という、小説——ではないか?まあ、読んで
いったら分かる、かな?そんな小説です。ドイツや日本が第二次世界大戦
で勝ったらどうなっていたか、それは僕も考えたことあるんですよ。
でも、ドイツが第一次世界大戦で、勝ったら、これは考察してません。
でも、ここで勝ったら、ヒトラーも活躍するとこがないでしょうね。
それで、イギリスが衰退していくと思います。フランスは、もう終わります。
多分。この作者さんの思考は、実際に読んでみてください!!かなりの
歴史の勉強にもなります!!
世界史の授業で近現代史を勉強したとき、「歴史ってけっこう偶然によって左右されてるよなあ……」と驚いた記憶がある。とくに近現代史は、さまざまな国の思惑が絡み合う。ある国の状況がすこしでも違っていたら、歴史は大きく変わっていたのかもしれない、と思わされる。
この作品は、そんな妄想ともいえる歴史好きの「もしもあのとき……」と考えてしまう癖を最大限に生かした、妄想近現代史を描いたシリーズである。
たとえば、ドイツ帝国が第一次世界大戦で勝利していたら、どうなっていただろう?
そりゃ歴史は変わるよ、と世界史の先生は言うだろう。しかし実際、どうやって、どんなふうに? どの国に影響があるのか? 現ドイツだけじゃなくて他の国は? そんな妄想を真っ向から綴る作品だ。歴史好きはぜひ読んで欲しい。
(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=三宅 香帆)