第5話

……あと五分……




ふぅ………………


よしっ!



パソコン画面に伊沢さん……

ひゃーー本物だーー


「は……はじめまして、、――睦と言います」

「はじめまして、CEOの伊沢と申します。本日は……」

丁寧に挨拶をし、これからの話をしてくれた。

わたしの勤務先は副業を認めているので、申請をしてこちらで働く。

仕事内容は編集作業。基本在宅で……と分かりやすく丁寧に話してくれた。

時間にして四〇分ほどだった。

流暢な説明にわたしの緊張もほぐれた。


「……で“面接試験”って名目ではあるんだけど、深く考えずに今から送る動画を編集してもらってもいいかな?時間は十七時までって感じで。出来たところまででいいからさ!」


……今は十一時になろうとしているとこ。

あと六時間か……どこまで出来るかな……


「じゃぁ、早速送ったんで。よろしくお願いします。――――あぁ‼︎‼︎」



“失礼します、ありがとうございました”と退室ボタンを押すと同時に誰か……伊沢さんではない誰かの叫び声が聞こえたような……


まぁ、今は編集しよう‼︎


おっ、コレだな……


あっ……コレ……

私の好きな企画‼︎

ヤバっ!


私はパソコンに食いついた

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