第88話 家族と……です。(次兄の場合)
おはようございます。
拳で語り合うと……仲が深まる。
前世の不良漫画の定番………それは、兄弟にも適用されるのでしょうか?
マルクス王国王城にいる間に……そのような熱い接触はありませんでした。
全く不良という言葉が似合わない僕は、元王子ことユーラです。
旅生活26日目(オアシス生活625日目)
ガーラン王国を出発しています。
……。
………。
…………怒られたかって? はい……めちゃくちゃ怒られました。
敵対はしませんでしたが………〝
ある意味………キャスに……妹に借金を肩代わりしてもらった気分です……。
僕としても……争いなんて面倒なことはしたくないから……これで良かったと思っている。
そのあと、色々打ち合わせをして、基本的にガーラン王国は僕たちの味方に……。
後顧の憂いもなくなりました。
心置きなく神聖グルメニア皇国へ向かえるというものです。
っと言っても、以前も言いましたが神聖グルメニア皇国へ行くにはマルクス王国を通るしかありません。
…………っで、マルクス王国へ先んじて手紙を出したか………?
いえ、出していません。
めんどいし……関わりたく無いもん………。
順調に進む旅路……既にマルクス王国に越境し、しばらく経った時にキャスが僕のところにやってきた。
「兄様………」
うん? キャス、何でしょう?
「
はい? 手紙? 誰から? ………わからない?
まぁ、とりあえず読みまsy……………うげ!!
「兄様?」
あっとね……うんとね………。
パーン………
内容ね……ずるい? 卑怯? だって………何がやねん!?
簡略すると……。
僕がガルボちゃんを操っているのを……魔法で確認した。
何度攻めてもびくともしない。
仕方なく
ずるい! 卑怯だ!
男なら……堂々と戦え……。
だって………。
とりあえず、ガルボちゃんの頭へ行って地上を確認する。
あぁ…………いつのまにかマルクス軍に囲まれてるよ………。
とりあえず、ガルボちゃんは停止。
僕と桜花さん、キャスは一度地上へと降りる。
う………んっと、よく見るとマルクス王国軍の皆さん……ボロボロ………頑張ったのね……。
すると、2頭の馬が近づいてきた。
マルクス王国第2王子パーン様と外務補佐官リューン様だ。
リューンさん………完全に
「この卑怯者!?」
おっつ! いきなりの罵り!?
えっと……何が!?
「こんな巨大生物を飼い慣らしたくらいでいい気になるなよ!」
別になっていませんが………。
それより挨拶はないんですね………ここにはキャスもいるのに………。
「…………」
えぇ…………そこで黙るんですか………。
まぁ、こちらも挨拶してませんから……いいですけど………。
「俺と正々堂々戦え!!」
一騎打ちですか………?
いやですよ………剣術、そこまで得意じゃないし………。
「何を言っている。我々の軍とお前の軍で戦うに決まっているだろう。」
軍……ですか………。
「お前は………この巨大亀とトレントは使用禁止だ!」
はぁ!? はい!?
では、にいさ………パーン様は〝行軍〟を使わないと……?
「なぜそうなる!? 私は私の力を使うに決まっているだろう!!」
……。
………。
…………リューンさん、目を背けないで!!
結論………バカとは会話が成り立たない。
フンス! っと鼻息荒くしてますけど………。
見てください………桜花さんとキャスが……すごい顔してますよ………。
「一刻後に戦闘開始だ!! 負けた暁には、この巨大生物は俺が貰う!! そして、この世界の覇者になるのだ!! ハハハハハハ!!」
もう……言ってることが無茶苦茶……ある意味、叛逆の意志ありと発表したみたいなものなのに………あぁ〜あ、リューンさん泡吹いて倒れたよ………。
どうしたものかと悩んでいると………キャスが僕の前に立つ。
………うん? どうした?
「その勝負! 私が受けて立ちますわ!!」
わぁお!! 今度は妹が変なことを言い出したよ……。
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※色々なこと、気持ちは〝近況ノート〟に書か
せていただいています。そちらを読んでいただ
けると嬉しいです。
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同瀬馬野抱枕
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