第78話 試飲会なのです。
一万本と二千本前から飲んでいる〜♫
八千本すぎた頃か〜ら♫ もっと愛おしくなっ〜た♫
一億と二千本あとも飲んでいる〜♫
君を知ったその日から僕の酒場にポン酒は絶えな〜い♫
おはようございます。
歌いつつポン酒じゃないよ……ワインだよ! って突っ込むのは元王子ことユーラです。
オアシス生活560日………。
半年が過ぎました……過ぎたのです。
あっという間でした……。
キャスもここの環境にも慣れて、毎日楽しそうに過ごしています。
700匹近い天災級モンスターの
あれ……下手すると……大陸に住む人類を滅亡できるんじゃぁ………っと思うと…‥悪夢を見ます……。
もちろん……〝養蜂〟も順調です。
滅多に手に入らない
特にハナミズキの蜂蜜が人気で高価で取引されている。
本数を増やしました。
ただ、その蜂蜜を……入手したいと新規商会からの手紙が………ウザいです。
果物、香辛料よりも……注目されています。
兄の威厳が………(泣)
「お兄様の果樹の花々のおかげです」
優しく微笑むキャスの笑顔が生暖かいです……。
桜花さん……今は頭を〝ポンポン〟しないで……ガチで泣きそう………。
そんな高級蜂蜜を僕たちはミードに使ったりしています………ハハハハ。
その他の交易も順調で、〝トレントの杖〟〝トレントのロッド〟も目玉になっています。
ヘテさんが紹介してくれた商会(ミミリーさんを含む)もいい人ばかりで節度ある取引をしている。
国王からくれぐれも粗相がないようにと口添えがあったそうだ………僕は危険物か何かなのかな……ハハハハ。
日常品や設備も揃い始め、オアシスの生活も豊かになってきているのだった。
そして今日は試飲会。
皆が待ちに待った試飲会。
白ワインとシードルとミード。
早速飲んでみる。
〝キュポン〟
〝トクトクトクトクトク〟
グラスに注がれるワイン。
皆に行き渡り、一斉に口をつける……。
ゴクゴク……おぉ?……おぉ!!
「……「「うぇ〜い!」」……」
とても美味しい……。
う〜ん。どれも熟成がまだ足りないようだけど……。
もう少し待てば……味も落ち着くのかな〜。
「……「「うぇ〜い!!」」……」
でも軽いおかげで、どれもフルーティーで飲みやすく……いくらでも……いつまでも飲んでいられる……。
「……「「うぇ〜い!!!」」……」
って、皆さん!! これ試飲会ですよ〜!
そこの冒険者! がぶ飲みしない!! あぁ……あぁ………みんなガブガブ飲み出した……。
あれから追加で作ってるから……量はあるけど………。
「……「「「「「「うぇ〜い!!!!」」」」」」……」
うるさいよ! さっきから「うぇ〜い!」、「うぇ〜い!」って!!
え、何? 美味しい? こんなに美味しいのはお酒は初めて?
…………もぉ〜仕方ないな〜! まぁ、今日はいいでしょう………。
はっちゃけましょう!!
「「………「カンパーイ!!」……」」
《備考》
オアシス生活560日目
※追放から578日
・『忘れられたオアシス』住人
▶︎ユーラ ▶︎桜花さん
▶︎キャサリン ▶︎ルーディア
▶︎フクロウ族 9人
▶︎人夫達家族(4家族) 14人
▶︎冒険者8人
・植林の内訳
合計植林 5933本(5933/10240)
【忘れられたオアシス】5657本
▶︎桜 1本 ▶︎りんご 100本
▶︎梨 100本 ▶︎カカオ 100本
▶︎桃 100本 ▶︎茶の木 100本
▶︎柚子 100本 ▶︎みかん 100本
▶︎山椒 100本 ▶︎クローブ 100本
▶︎グミ 100本 ▶︎オリーブ 100本
▶︎ビワ 100本 ▶︎ナツメグ 100本
▶︎アボカド 100本 ▶︎シナモン 100本
▶︎コーヒー 100本
▶︎ナツメヤシ 100本
▶︎アーモンド 100本
▶︎ブルーベリー 100本
▶︎サトウカエデ 100本
▶︎グレープフルーツ 100本
▶︎葡萄(甲州) 100本
▶︎楢の木 200本
▶︎城(ベンガルボダイジュ)1400本
▶︎防風林(ポプラ) 1000本
▶︎生垣(セイヨウヒイラギ) 90本
▶︎労働力(椚木) 100本
▶︎護衛隊(ハナミズキ) 666本
【常夜の森】276本(自然樹のトレント化を含むと561本)
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