第68話 うがぁぁぁぁ!!なのです。


どうしたって♫

抜けない酒も♫ 吐けない酒も♫

誰かのために強くなれるなら♫

ありがとう♫ 悪酔いよ♫

世界に打ちのめされて♫ 負ける酒を知った♫

粗悪の酒よ咲き誇れ♫ 運命を照らして♫


おはようございます。

元王子ことユーラです。


オアシス生活310日目。(追放から328日)

僕は今、二日酔いと戦いながら……ガルボちゃんのお腹の中……倉庫の一角で考え事をしています。


おかしい……お酒の消費量が激しい。

『常夜の森』から帰ってきて10日。

毎晩、やけざ……宴会をしていたが……こんなに減る?

ってなぐらい減っている。


まずいな……『交路のオアシス』の商人たちとは……交易を止めてしまったから……。

しばらくお酒の補充はできない……。

困った……はぁ……困った………。


あぁ、ごめんなさい。

気がつくと、桜花さん、ルーディアの2人が心配そうにこちらを見ていた。

お酒のことなので、そこまで深刻じゃないですよ。


うん? どうしましたルーディア?

気になったことがある?

なんでしょう……なんでも言ってください。


うん? ううん? ………ここには葡萄の木がない?

そう言えば植えてな……………ワインを自家製しないのですか?だと………

ワイン……葡萄……果物………樹木……〝植林〟……


……。

………。

…………うがぁぁぁぁ!!!


完全に盲点だった! 何故だ! 何故にして葡萄を植えてなかったのだろうか……!!!

最初から作ってれば……今頃飲めてたかも………!!


会議します! 緊急会議です!!

全員集まってください!


ワインを作ります!!

反対……はいませんね。

赤ワインと白ワインのどちらにしましょう?

白ワインを知らない………?

なら、白ワインを作ります。

差別化です。 うちの特産品にします。


問題点……葡萄の木は僕が召喚します。

次に酒の作り方………は、ルーディアが知ってる!? よし!!

人手が足りない……? フクロウ族さん!! 手が空いた時に手伝ってください!

あと、家族で来る人夫さん達に期待しましょう。


もう問題はないですね!

僕はしばらく、『防風林』と『葡萄畑』に集中します。

異議は認めません!


以上、解散!! やるぞ!! おう!!


って………なんですか? ルーディアさん? まだ何か?

………りんごから……お酒が作れる……シードルですね………ハハハハ。


うがぁぁぁぁ!!


こうして、勢いだけの酒作りが始まる? のだった。



《備考》

オアシス生活310日目

※追放から328日


・『忘れられたオアシス』住人

   ▶︎ユーラ

   ▶︎桜花さん

   ▶︎フクロウ族 9人

   ▶︎ルーディア


・植林の内訳

  合計植林 2300本(2300/2560)72


  【忘れられたオアシス】2024本

   ▶︎桜     1本  ▶︎りんご   20本

   ▶︎梨     43本 ▶︎カカオ   20本

   ▶︎桃     43本 ▶︎茶の木   43本

   ▶︎柚子    43本 ▶︎みかん   20本

   い︎山椒    43本 ▶︎クローブ  20本

   ▶︎グミ    20本 ▶︎オリーブ  43本

   ▶︎ビワ    10本 ▶︎ナツメグ  43本

   ▶︎アボカド  10本 ▶︎シナモン  43本

   ▶︎コーヒー  10本

   ▶︎ナツメヤシ    10本

   ▶︎アーモンド    10本

   ▶︎ブルーベリー   10本

   ▶︎サトウカエデ   10本

   ▶︎グレープフルーツ 10本

   ▶︎葡萄(甲州)(new)9本


   ▶︎城(ベンガルボダイジュ)828本

   ▶︎防風林(ポプラ)    472本

   ▶︎生垣(セイヨウヒイラギ)90本

   ▶︎労働力(椚木)     30 本

   ▶︎護衛隊(ハナミズキ)  70本


 【常夜の森】276本(自然樹のトレント化を含むと561本)


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             同瀬馬野抱枕

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