第65話 ただいまなのです。
※本日も2話を投稿する。
おはようございます。
人って怒りの限界値を超えると……笑いしか出ないんですよね……。
まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!まだ殴っちゃダメだ!
口角をぴくつけながら……大人の笑顔を見せているのは、僕こと元王子のユーラです。
旅生活 163日目(オアシス生活301日目)
僕たちは『忘れられたオアシス』へ帰ってきました。
出迎えてくれたのは、フクロウ族の皆さんと、椚木隊。
それから……ガンラとガマガエル……その側近の狐顔と……知らないおっさん達が数人。
多分……商人なんだろう。
こんなに嬉しくないお出迎えがあるだろうか……。
いや無い! あってはいけない!
巨大ガメにビビりながらも、皆さん笑顔を絶やさない……さすが貴族の息子に商人だ。
フクロウ族の皆さんは……嬉しそうにしているけど……ガンラ達を見る目が疲れている……。
そして、案内される巨大な屋敷………周りにも似たような屋敷が乱立している。
っで? 誰の屋敷?
………あぁ……ガマガエルのね……。
っで、この状況を説明してくれる人は………あ〜はい! ガンラ……ガンラさん!!
なになに? ミミリーさん以外の商会との取引も始めると聞いたから、各商会の皆さんがこぞって『忘れられたオアシス』に拠点となる屋敷を建てた……と。
っで……この土地の分割はどうやって?
ほほう……ガンラが決めたと………誰の許可を取って………?
はいはい。伯爵の父上ね………。
見て見て? 何をですか?
ガマガエルの屋敷の横にある同等の大きな屋敷?
もしかして……僕の屋敷? ……あぁ、違うんですか………では誰の?
ははぁ〜ガンラの屋敷ですか………。
…………ミミリーさんとの新居? …………何照れているんですか?
ミミリーさ〜ん!? どう言うことかな? ねぇ? どう言うことかな?
視線を外さないでください………。
ところで……気になったのですが………僕の屋敷ってあったりします?
「ハハハハハハ。何言ってるんですか? ユーラさんは泉の小島に住んでるじゃないですか〜。流石にあそこには屋敷は建てられませんよ〜」
ガンラが何馬鹿なこと言ってるの? な感じで笑いながら言ってきた……。
……。
………。
…………ねぇ……皆さん……知ってる? このオアシス……僕が治めることになったのよ………。
知ってます? それは良かった……。
っで、何何? 伯爵の息子である
フクロウ族の皆さんが申し訳なさそうな顔をしている。
いいよいいよ。貴族の息子に商会の偉いさんに命令されたんでしょ。
断れないよね……君たちは悪く無いよ………。
スーハー。スーハー。
切れないように深呼吸を繰り返す。
そんな僕を見て、腕の中の桜花さんが頭を撫でてくれる………
そんな時、ガンラとガマガエルが口を開く。
「ユーラ殿が帰るまで、フィクロウ族の皆さんが果樹に手を出させてくれなかったんですよ〜」
「フクロウ族が生意気にも果物を売らないのだ!!」
「「さぁ、商談を!!」」
……。
………。
…………。
……………。
………………ブチ!!!
はぁ〜。 桜花さん経由で指令を飛ばしてもらう。
ハハハハハハ………ポプラさん達……道を大きく開けてください……。
ハハハハハハ………はい………ガルボちゃん………突撃!!
⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘
いつも読んでいただきありがとうございます。
応援、フォロー、ありがとうございます。
【☆☆☆】の評価の方もよろしくお願いします。
同瀬馬野抱枕
⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます