第51話 まずは……『交路のオアシス』なのです。
※今日からしばらく1日3話投稿です。
おはようございます。
「男子、三日会わざれば刮目して見よ。」という慣用句が前世にはありました。
さぁ! 刮目しよう………うん。目の前には正座させられたおじさん達が多数………。
『交路のオアシス』に到着して3日目。
このオアシスで5日ほど休暇を取ることにしたのです。
そして、オアシスの外で待機しているトレントさん達………うん。これもう公園だね。
トレントさん達の〝緑化力〟でできた大きな草原。
オアシスの外に突如できた草原に多くの人が見学に来た。
そして、その涼しさから………もう公園のような状態に。
そんな中、悪さをしようとする人はどこにでもいるようで………。
トレントさんに成った木の実をこっそり取りにくるおじさん達。
見事に返り討ちに遭ってただいま反省中。
もちろん、正座は〝緑化力〟の圏外。
熱い砂の上でやってもらっています。
熱中症? 脱水症状? 大丈夫!
フラフラっと倒れそうになったら………ウォータースプラッシュ Lv.3 !!! をぶち込んであげています。
酷い? いえいえ、こちらだって貴重なMPを使っているのでお相子です。
付き合ってあげているだけ感謝してほしいです。
というわけで、『交路のオアシス』に新名物ができたのです。
あと2日の期間限定ですが……。
▼▼▼
あっという間に2日が経ち、出発の時間です。
この5日色々ありました。
ヘテさんとの会合。
そして、このオアシスの領主との会合。
………何故か、ガンラさんは『忘れられたオアシス』に行ったそうです………え、乗っ取り?
聞いた感じでは……一応違うみたいだけど。
特に領主は、うちでできた産物のお陰でウハウハらしい。
まぁ、唯一取引してるのがこのオアシスのミミリーさんの商会だけだったからね……。
今後は取引先が増えるけど……結局『交路のオアシス』経由じゃないと往来できないもんね……あそこ。
だから、めっちゃ歓待されました。
桜花さん(人)が嬉しそうにお腹パンパンまで飲んで食べてた(笑)
ただね……しつこく、少しトレントさんを置いて行ってくれと頼まれた………。
これには流石に参った……あまりにしつこかった……。
もちろんノーですよノー。 1人たりとも置いていきません。
可哀想じゃん。毎日変なおじさんに襲われるのが目に見えているのに。
なのできっちりと、断らせてもらいました。
っで、準備も済まし出発をしたのだが………
………。
…………。
……………何でやねん!?
はい? もう、友達?
違うわボケ!!
突っ込もうとしたらヘテさんに止められた。
流石に……捕まると……最悪打首だと……元マルクス王国第3皇子でもダメ?
………ダメですか………了解しまいした。
こうしては、嫌々ながらも
次の目的地は………ガーラン王国王都です……。
《備考》
旅生活 13日目(オアシス生活151日目)
・『常夜の森』派遣隊
▶︎ユーラ
▶︎桜花さん
▶︎ルーディアさん
▶︎冒険者 5人
▶︎ミミリー商隊 12人
▶︎
・『忘れられたオアシス』住人
▶︎フクロウ族 9人
・植林の内訳
合計植林 891本(891/1280)40
【派遣隊】合計111本
▶︎桜 1本 ▶︎梨 20本
▶︎桃 20本 ▶︎茶の木 20本
▶︎オリーブ 15本
▶︎ナツメグ 15本
▶︎ハナミズキ 20本
【忘れられたオアシス】合計780本
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いつも読んでいただきありがとうございます。
少しづつですが修正を入れています。
今後ともよろしくお願いします。
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同瀬馬野抱枕
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