第49話 出張なのです。
おはようございます。
『人生に刺激がないと生きている意味がない』と言ってニートをしていた友人が前世にはいました。
彼は元気にしているのでしょうか?
刺激が多すぎて逆に禿げるかと思っている僕は、元王子ことユーラです。
オアシス生活138日目
いよいよルーディアの故郷……『常夜の森』へ向かいます。
そう。出張なのです。
何故かミミリーさんも一緒に行くことになりました。
何故かって?
ここ『忘れられたオアシス』から『常夜の森』までおよそ一月かかるそうで、僕たちの初めての長旅に心配でしかないそうだ。
っで、本音は?
「金の匂いがするにゃ!!」
っだそうです。
なので、今回は僕、桜花さん、トレント数体、ルーディアさん、ミミリー商隊、ガマガエルが雇っていた冒険者達で『常夜の森』に向かうことになった。
トレント数体には、【ハナミズキ隊】を新設。
まぁ、なんかあった時に水を確保できるように。
それと、ガマガエルが雇っていた冒険者達………まぁ、滞在期間が伸びて仲良くなったんだよね。
『交路のオアシス』を通るから、彼らが戻るついでに護衛で雇った。
「必要あります?」
っと半眼で言われたけど、あなた達をここに置いておくつもりはないから………。
真面目な顔でそれっぽいことをストレートに言ったら半泣きされた。
まぁ、これ以上は面倒臭いので放置しとくことのしよう。
そんなこんなで、バタバタと準備を進める。
っと言っても……僕はあまり物を持っていないので……数日準備が終わる。
ここでは砂漠の旅に必要な物を全部は集められないので、ミミリーさんが拠点にしている『交路のオアシス』に寄ることになった。
そして出発の日。
皆が見送りに来てくれる。
僕が居ない間は、フクロウ族の長がここをまとめてくれる。
また、定期的にミミリーさんの商会が物資を届けに来てくれることになっている。
心配することはないだろう。
今日の桜花さんは桜の木。
トレントになって手に僕を乗せてくれようとするが。
僕はやんわりと断る。
今回は走らないから揺れないよ。ってにこやかに言われたけど………僕は信じない。
桜花さんには悪いが……絶対気分が悪くなる……分かっていることだ……。
みんなとの別れを悲しむ感じもなく、僕たちは『常夜の森』へ出発したのだった。
《備考》
・『常夜の森』派遣隊
▶︎ユーラ
▶︎桜花さん
▶︎ルーディアさん
▶︎冒険者 5人
▶︎ミミリー商隊 12人
▶︎護衛隊 第二椚木隊 6体
・『忘れられたオアシス』住人
▶︎フクロウ族 9人
・植林の内訳
オアシス生活138日目(朝)
合計植林 777本(777/1280)
▶︎桜 1本 ▶︎りんご 10本
▶︎梨 10本 ▶︎カカオ 10本
▶︎桃 10本 ▶︎茶の木 10本
▶︎柚子 10本 ▶︎みかん 10本
▶︎山椒 10本 ▶︎クローブ 10本
▶︎グミ 10本 ▶︎オリーブ 10本
▶︎ビワ 10本 ▶︎ナツメグ 10本
▶︎アボカド 10本 ▶︎シナモン 10本
▶︎コーヒー 10本
▶︎ナツメヤシ 10本
▶︎アーモンド 10本
▶︎ブルーベリー 10本
▶︎サトウカエデ 10本
▶︎グレープフルーツ 10本
▶︎防風林(ポプラ)
第一陣:130本(完成)
第二陣:140本(完成)
第三陣:180本(完成)
▶︎生垣(セイヨウヒイラギ)90本
▶︎労働力 椚木隊:30
▶︎護衛隊 ハナミズキ:6
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いつも読んでいただきありがとうございます。
少しづつですが修正を入れています。
今後ともよろしくお願いします。
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同瀬馬野抱枕
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