第48話 後始末なのです。
飲んだワインで走り出す♫ 吐き先も解らぬまま♫
明けた朝の♫ トイレの中へ♫
誰にも止められたくないと♫ 飛び込んだこの部屋で♫
自由になれたと気がした♫ 嘔吐の朝♫
おはようございます。
大役は終わり一人酒の末に二日酔いの僕は……ユーラです。
〝燃え尽き症候群〟って、本当にあるのですね。
何もやる気が出ないです。
オアシス生活128日目
さて昨日の会談後、両国の補佐官から話がしたいと言われていたので、桜花さん(人)を入れての4者面談です。
二日酔いのせいで僕は顰めっ面。
別に怒ってないので……進めてください………。
っで、要件とは………ふむふむ。
なるほど……。
この地をどうするかですか?
難しい話ですね。
え、両国としても無視できない場所?
なぜに………あ、あぁ〜なるほど……戦力の話ですか………。
約700体近くのトレントが住んでいるんですから……周辺から見たら脅威ですよね……。
それに……? あぁ……元とは言え、マルクス王国第3王子ってところもね……。
なのでこちらから言わせていただくと……
「ここに住んで、住み良い場所にしていいのなら……僕からは何もしません」
言葉だけでは不安だと思うのであれば、契約魔法をしましょう。
っと言うことで、ヘテさんとリューンと契約魔法を実行する。
内容は下記の通り。
1、開拓・発展させるのであれば『忘れられたオアシス』を自由にして良い。
2、『忘れられたオアシス』の自由が侵されない限り、他領へ侵略はしない。
3、トレントを自衛以外の戦闘には使わない。
4、上記には、魔物、魔獣は含まれない。
5、他領との交流を増やす。(ミミリー以外とも取引。ミミリー承諾済み。マルクス王国を含め)
6、『忘れられたオアシス』を開拓したのはユーラであり、マルクス王国第3王子ではない。
こんな感じでまとまった。
ガーラン王国、マルクス王国共にこれで納得だそうだ。
この契約は、今回の件(バカ達の所業)も含めて各国王へと報告されるそうだ。
………あぁ……
どうなることか………。
最後にヘテさんから、今回の件が落ち着くまで大人しくしていてくれと。
先程の契約は内容は両国共に絶対守らせるが、王子の件に関してはどうなるかわからないので、しばらく大人しくしていて欲しいそうだ。
うん。知らんがな……。
っと言おうとしたら、桜花さん(人)に横から袖を引っ張られる。
うん? っと視線を合わせると、一言………。
「常夜の森」
とだけ言ったのだ。
あっ………忘れてた………。
既に顔は見せているが、ルーディアさんを改めて紹介する。
そして『常夜の森』で起こっていることを話し、しばらくそちらに向かうことを話した。
慌て出した2人だが、桜花さんと自分がいなくなるだけで、現状は変わらないと話したところすぐに納得してくれた。
これにて全ての雑務が終わり、両軍が帰っていく。
そして、僕も『常夜の森』へ行く準備を始めるのだった。
《備考》
・『忘れられたオアシス』住人
▶︎ユーラ
▶︎桜花さん(人)
▶︎フクロウ族 9人
▶︎ルーディアさん(エルフ)1人
▶︎冒険者 5人
▶︎(仮)ミミリー商隊 12人
▶︎(仮)ガーラン王国使節団 38人(怪我人37人)
▶︎(仮)マルクス王国使節団 36人(怪我人35人)
・植林の内訳
オアシス生活128日目
合計植林 705本(705/1280)
▶︎桜 1本 ▶︎りんご 7本
▶︎梨 7本 ▶︎カカオ 7本
▶︎桃 7本 ▶︎茶の木 7本
▶︎柚子 7本 ▶︎みかん 7本
▶︎山椒 6本 ▶︎クローブ 6本
▶︎グミ 6本 ▶︎オリーブ 6本
▶︎ビワ 6本 ▶︎ナツメグ 6本
▶︎アボカド 6本 ▶︎シナモン 6本
▶︎コーヒー 6本
▶︎ナツメヤシ 7本
▶︎アーモンド 6本
▶︎ブルーベリー 6本
▶︎サトウカエデ 6本
▶︎グレープフルーツ 6本
▶︎防風林(ポプラ)
第一陣:130本(完成)
第二陣:140本(完成)
第三陣:180本(完成)
▶︎生垣(セイヨウヒイラギ)90本
▶︎労働力 椚木隊:30本
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いつも読んでいただきありがとうございます。
少しづつですが修正を入れています。
今後ともよろしくお願いします。
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同瀬馬野抱枕
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