第41話 中堅が来たのです。


おはようございます。

精霊−人型になった桜花さんが、僕のテントに一緒に寝ると聞かず……毎日寝不足の僕は……元王子ことユーラです。



オアシス生活116日目

テントから出て桜花さん(木)に手を当てて、挨拶と祈りをする。

後ろに立っていた桜花さん(人)がこそばゆそうにしていたのは見なかったふり。


未だにここに滞在しているミミリーさんの下に、以前もやってきた伝書鳩? みたいなのが来ました。

どうやら、両国を代表するバカ達は順調にこちらに来る準備をしているらしく………。

遅くても10日後には到着するそうです。


あぁ………面倒臭い………。


それはさておき、オアシス自体の開拓は順調で、放牧した突撃兵チャージダッグも数を増やしている。

また、【椚木隊】の数も増やし、フクロウ族の皆さんを合わせると人手にも余裕ができた。


フクロウ族の皆さんも交代で休みを取れている。

ブラック企業にはなりません!!


さて、今日も朝から収穫及び開墾。



「チェ!!」



鍬を両腕で何度も振り下ろす。

いい汗がかけるというものだ。

そんな僕を桜花さん(人)が、生暖かく見守ってくれている。


すると、突撃兵チャージダッグ担当の【椚木隊】の一人がやってくる。


何かを抱えてる………。

………あれは………人?

「うわぁ〜」っと思わず、面倒臭いって表情をしてしまう。


今までの経験上……絶対いいことない……。


僕はその場で椚木さんを待っていると、桜花さん(人)が横に並んだ。

背が低く、頭がちょうど手を載せるのにいい高さ。

思わず、頭を撫でてしまう。

彼女は嫌な顔もせず、こちらへ顔を向けて目を細める。

気持ちいのだろう。


さて、椚木さんが僕の前に到着し、腕の中の物を見せてくる。


……。

………スーハースーハー。

………………………せ〜の〜〜!!



「エルフ〜来た〜〜〜〜!!!」



そう。

椚木さんの腕の中にいたのはエルフさんだったのだ。

突然の僕の雄叫びに、桜花さん(人)と椚木さんが驚いて一歩下がる。

それぐらい、僕のテンションが上がっていたのだ。


とりあえず近くの木陰に横たえ、濡れタオルで頭を冷やす。


その間に椚木さんから事情聴取。


なになに?

このエルフさんが『防風林』の外で倒れてた。

ポプラさんから連絡をもらい、椚木さんが保護したと。

よくやりました。

褒めてあげます。


事情聴取をしているうちにエルフさんが目を覚ましました。

綺麗な顔、凹凸のないスレンダーな身体。

前世のラノベに出てくるエルフそのもので、見分けがつかなかったが女性のようです。


そのエルフさん。

目を覚まし、桜花さん(人)を見た瞬間に土下座した。

それはそれは見事な土下座。


そんな土下座の前に仁王立ちする幼女(桜花さん)………うわぁ………と引いてしまう。


あ、桜花さん(人)がプリプリ怒り出した。

に、逃げろ〜(笑)






《備考》

オアシス生活116日目

・『忘れられたオアシス』住人

   ▶︎ユーラ

   ▶︎桜花さん(人)

   ▶︎フクロウ族 9人

   ▶︎冒険者 5人

   ▶︎(仮)ミミリー商隊 12人


・植林の内訳

  合計植林 612本(612/640)21

   ▶︎桜    1本 ▶︎りんご   6本

   ▶︎梨    6本 ▶︎カカオ   6本

   ▶︎桃    6本 ▶︎茶の木   6本

   ▶︎柚子   6本 ▶︎みかん   6本

   ▶︎山椒   6本 ▶︎クローブ  6本

   ▶︎グミ   6本 ▶︎オリーブ  6本

   ▶︎ビワ   6本 ▶︎ナツメグ  6本

   ▶︎アボカド 6本 ▶︎シナモン  6本

   ▶︎コーヒー 6本 ▶︎ナツメグ  6本

   ▶︎ナツメヤシ    7本

   ▶︎ブルーベリー   6本

   ▶︎サトウカエデ   6本

   ▶︎グレープフルーツ 6本

   

   ▶︎防風林(ポプラ)

      第一陣:130本(完成)

      第二陣:140本(完成)

      第三陣:180本(完成)

      第4陣:4本


   ▶︎労働力 椚木隊:30


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 いつも読んでいただきありがとうございます。

 少しづつですが修正を入れています。

 今後ともよろしくお願いします。

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             同瀬馬野抱枕

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