来訪と『忘れられたオアシス』動乱編

第35話 開墾を頑張るのです。


おはようございます。

マルクス王国第3王子ことケビンです。

誰かって?

俺! 俺だよ!


すみません………〝オレオレ詐欺〟ではないので衛兵を呼ばないでください。

詐欺師ではない僕は元王子ことユーラです。

ケビン??……もう忘れた?………ですよね………。


オアシス生活95日目。

ミミリーさんが帰ったのが15日目前。


ここで一度、食事の話をしたいと思います。


とりあえず、ミミリーさんが来る前はほとんど果物だけ。

追放時に貰った食料……携帯食も当初は食べてましたが……もちろん既にありません。

それで体調を崩さなかったのは………異世界果物のおかげだからか?

まぁ、無事だったのでそれでいい。


そして、ミミリーさんが最初に来た時に小麦と塩は入手した。

それと調理器具。

鍋、フライパン、包丁、まな板……等々。

そのおかげでパンみたいな物が焼けて、果物(アボカドは野菜か?)と一緒に食べていました。


パンが増えただけで、一気に食事が華やかになったのを覚えています。


タンパク質は、たまにトレントさんが狩った校長シャイニングバルチャー

味付けは最初は塩だけだっけど、ミミリーさんのアドバイスで香辛料の樹木を育て出してからは、味のレパートリーが増えた。


そして今回の交易で〝野菜の種〟を入手。

しかも、全部で五種類。

いきなり沢山の種類は難しいので、厳選してもらった五種類です。


ミミリーさん達が帰ってから早速畑作りを開始。

【椚木組】8人(残り6人は突撃兵チャージダッグの飼育。)とフクロウ族3人(6人は引き続き家づくり。)と僕で畑を耕しました。


とりあえず、初めてなので入手した種の1/3だけ植えて様子見をしたのですが………


うん。〝緑化力〟舐めてた……めっちゃ舐めてた。

14日で実がなった。しかも大豊作。

正直言って怖い。


できたのは下の通り。


・芋(さつま芋っぽいの)

・人参っぽいの

・きゅうりっぽいの

・トマトっぽいの

・ナスっぽいの。


こうやってみると、微妙に前世の記憶にある野菜と形が違う……できた野菜の名前がわからない。

失敗したなぁ〜。種が手に入ったことを喜びすぎて……聞くのを忘れた……。

またこんなところで、王族の弊害が出るとは……全部料理されてたから、元材料なんかわからないんだよね。


………って思ったら、普通にフクロウ族の皆さんが知ってた(笑)


まぁ、それはいいとして……次の日の15日目に収穫。

そして晩御飯。

一編に豪華な食事になった。


同じく今回入手した米を炊き、校長シャイニングバルチャーの肉と野菜を煮込んだ物をかけた簡単な物。


うーん………名付けるなら、〝鳥と野菜のトマト煮ぶっかけ丼〟みたいな感じ?


そして、これが美味かった。


どれくらい美味しかったかと言うと……全員泣きながら食べたくらい。

僕は久々の文明的な料理に……、フクロウ族の皆さんは安住の地を見つけての美味しい料理に感動して泣いたのだ。


これからも開墾を頑張ろうと皆で頷き合った。

一つの料理で、皆んなが一致団結できた。


食は文化の極みだ!!

これからも新しい料理の開発をするとしよう。



《備考》

オアシス生活95日目

・『忘れられたオアシス』住人

   ▶︎ユーラ

   ▶︎フクロウ族 9人


・植林の内訳

  合計植林 465本(465/640)

   ▶︎桜 1本    ▶︎りんご 5本

   ▶︎梨 5本    ▶︎カカオ 5本

   ▶︎桃 5本    ▶︎茶の木 5本

   ▶︎山椒 5本   ▶︎オリーブ 5 本

   ▶︎アボカド 5本 ▶︎シナモン 5本

   ▶︎コーヒー 5本 ▶︎ナツメグ 5本

   ▶︎クローブ 5本 ▶︎ナツメヤシ 7本

   

   ▶︎防風林(ポプラ)

      第一陣:120本(完成)

      第二陣:130本(完成)

      第三陣:133本


   ▶︎労働力 椚木隊:14本


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             同瀬馬野抱枕

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