第26話 病気なのかと思ったのです。
おはようございます。
そろそろ挨拶のネタが困っている語彙力の乏しい主人公。
元王子ことユーラです。
オアシス生活74日目
いよいよ明日、ミミリー嬢と再会できるはず!!
ドキが胸胸します。
さて、今朝ですがまたしても薄暗い中目を覚ましました。
えぇ………また凶賊が襲ってきたの?
不安で一杯の中、テントの外へ急いで出る。
………はい?
想像と全然違いました。
一面の落ち葉です………大量の落ち葉が……テントに積もっていました……。
ふぇ?………何事?っと、桜花さんへ振り向くと……。
丸裸の桜花さんがいました。
じっと見つめてしまう。
うん。これはこれでセクシー……なんてね(笑)
〝バチン!〟
〝ひゅ〜ん!〟
〝バシャン!!〟
っと、桜花さんの逞しい腕で吹き飛ばされてしまいました。
一直線に泉へダイブする僕。
「エッチ! 見ないで!」
っと言ってるみたいな桜花さん………そんな感じで叩かれた?
桜花さん、優しく吹き飛ばしてくれたのだろう。
そこまで身体は痛くないし怪我もしていない。
あれ? でも違ったら? 不味くない?
いそいそと島へ戻り、桜花さんの前へ。
「えっと………もしかして病気?」
心配になって桜花さんの幹を撫でる。
僕は〝植林〟ができるだけで、木々の病気を治すことはできない。
足りない頭がフル回転させる。
すると、足りない頭が奇跡を起こした。
うん。〝樹木の鑑定が行える。〟スキルを持ってたんだ。
「ちょっと鑑定するね」
▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ▼△▼ △ ▼
名前:桜花
種類:トレント(桜)
備考:成木
状態:健康、敬愛、御神体
開花準備中
樹高:48m
緑化力:半径48m
▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ▼△▼ △ ▼
うん。わかったけど…………突っ込みたい。
健康なのは良かったよ。
後、葉が落ちたのは〝開花準備中〟になったからなんだね。
それもいいよ。
ミミリーさんが来る時に咲いてくれるように合わせてくれたのかな?
それなら嬉しい。
あの景色を見せてあげたかったし、きっと喜ぶはず。
でね………突っ込みたいところ。
〝御神体〟……いつのまにか神様になったの? 桜花さん?
ほら、だってさ……だいぶと前だけど、僕自分のこと神だって宣言しちゃったし。
キャラが被る? っていうの?
……。
………。
…………ごめんなさい。
まぁ、桜花さんが気に入っているなら、その称号……譲ってあげてもいいんだけど………。
ただ、これだけは言わせて!
病気なのかと思ったんだからね!
心配したんだからね!
………グスン……。
《備考》
・植林の内訳
オアシス生活74日目
合計植林 318本(318/320)
▶︎桜 1本 ▶︎りんご 5本
▶︎梨 5本 ▶︎カカオ 5本
▶︎桃 5本 ▶︎茶の木 5本
▶︎山椒 5本
▶︎オリーブ 5本
▶︎アボカド 4本
▶︎シナモン 4本
▶︎コーヒー 4本
▶︎ナツメグ 4本
▶︎クローブ 4本
▶︎防風林 第一陣:120本(完成)
第二陣:130本(完成)
▶︎労働力 椚木隊:12本
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同瀬馬野抱枕
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