タロキチ

「タロキチ、おネムなの」


 サクラちゃんが、そう言ってるので、今日はそっとしておいてあげましょう。


 そんなときもあるんだな。


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「ベニトラネコか」


 聡志は、行きがかり上出てきた魔法生物に戸惑っていた。


「創作していて、唐突に思い付くこいつらって、何なんだろうな」


 何らかの必然性があってどこかから湧いて来たような、妙な感触がある。


「妄想、妄想」


 しかし、創造した以上、読者に対しての責任はあるだろう。なぜかそんな殊勝なことを考えた。


「どんな生物なのかわからない、ていうのは無責任だよな」


 白紙のノートを取り出して。


「赤い……魔力のある……トラネコ」


 そして、できたのがこちらである。


https://kakuyomu.jp/users/kisaragi_01/news/16817330654894849147


 画力。



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