日和のお母さん



そしてGW初日


 日和と共にマンションの前で迎えの車を待っていると白いレクサスがやってきて止まる。


運転席のドアが開き中から美しい金髪を靡かせながらサングラスをかけまるで海外モデルのような美しい女性が現れる。


「あっ、やっと来た!遅いよお母さん」


「久しぶりね2人とも、元気そうで何よりだわ」


流暢な日本語を話す、見た目がアラサー位のこの人は日和の母親でアメリカ人のエリーナ・キムラ・スミスさん42歳だ。


「ごめんねー、ちょっと渋滞してて、ほら荷物をしまっておいで」


「今日はお世話になりますエリーナ叔母さん」


俺はお辞儀をしながら挨拶をする


「いいのよ京君、それよりいつも日和のご飯ありがとうね!お陰で私たちも安心して日和に一人暮らしさせれるわ」


「いえいえ、自分も作りがいがあって嬉しいですよ」


「そう言ってくれるとありがたいわ、流石は京君ね!やっぱりカッコいいわ」


「お世辞でも嬉しいですね」


「「あははは」」


俺とエリーナさんが話していると荷物をしまい終わった日和がきた。


「荷物積み終わったよー早く行こー!」


「はいはい、それじゃあ2人とも乗ってちょうだい」


「了解です」


「はーい!」


車に乗って3人で話をしながら約1時間程度のドライブをした。


因みに、エリーナさんの運転はかなり上手く、乗り物酔いが酷いらしい日和が唯一平気なんだそうだ。

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