第3話  人類の共通意識

何かに気づいた時、ひらめいた時、つい「あっ」という言葉は出ないだろうか。


この時の「あ」は人類共通の言葉とイメージなのかもしれない。


そして、誰かに久しぶりに会った時、誰かに何かしてもらった時、「わー、久しぶり」と言ったり「わー、ありがとう」と言ったりしないだろうか。


「わ」は相手の事、和、輪、調和、客体の事、見える、現れる、湧く


言葉を発した時に湧くイメージ、これは教えてもらったものでは無く、自然にでるもの。

それが言葉なのである。


ことばという文字も(現象が生まれる)という意味のようである。

※「古事記と言霊」島田正路さんの著書を参考にしている。

こ(子)と(戸)ば(葉)

子どもが戸を通って葉っぱのように広がって出てくるイメージ。

これがこの世に現象が生まれる、起こるをイメージをしている。

まるで子どもが生まれるように。


このように、共通の言葉、共通のイメージというものがある。


例えば、ほうきにまたがった魔法使い。龍(ドラゴン)に乗った子ども(日本むかしばなしのイメージ?)


もちろん、アニメや絵本によるものかもしれないが、何故だか心地良く、「そのイメージが違う」とは誰も思わないのではないだろうか。


そして、そもそもの見ているものすべてが「触れる事のできる共通イメージ」と言ってもいいだろう。


この共通の意識こそ、世界のすべてであり、生命であり、あなた自身であり、わたし自身でもある。


これが、おおもとは一つ、「大いなるすべて」の正体なのであろう。

わたしは、大人気の漫画、ワンピースもこれではないかと思っている。


もともとは大きな1つであった存在が分かれた理由。


経験するため、成長するため、感動するため、生み出すため、別れるため、そしてもう一度一つになるため。


結局、正解などなく、一瞬一瞬を懸命に生きれば、大いなるすべてに還るようになっている。1つに還るようになっている。ゴールは決まっている。


そうであれば、過去を悔いる事なく、未来を憂えることなく、名一杯ゴールまでの道のりを楽しもうではないか。



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