Pの残滓についての覚書(未完)
・はじめに
Pの残滓とは、人為的な災害の一種と言える。
現在確認されているだけでも8種の呼び名を持ち、大体において不幸を招くものである。別名は以下の通り。
『時空災害P』
『Planetの残骸』
『P(r=l)ayer』
『
『
『
『
『
・経緯(第N代館長『AN.ゼータ』の覚書より)
P発生の発端は「各世界のデバック・観測業務」を行う惑星での不当改変事件だとされている。
件の惑星では「破滅の未来の観測業務は、必ず
XX■■■年、臨時職員が「史実世界を利用しての、破滅の未来観測」を行う。
結果、A-110戦霊文記世界に
A-110世界並びに惑星を中心とした複数の世界は、この戦闘の余波を受けて壊滅。未だ、復旧の目処は立っていない。
・影響についての概要
(「資料が足りない」と付箋がされている。)
『時空災害P』終了済
AO-316戦巨獣細菌図書館紀で確認されている。
仮想体:大型の竜種に似た姿。「光り輝く巨体」
本 性:当該世界の「時間」概念を蝕むウイルスやがん細胞のようなもの。
備 考:
当該世界の勇士「ジークフリート・オイゲン」によって討伐完了。
ただし蝕まれた時間の崩壊に端を発する連鎖崩壊により、巨獣世界は消滅。現在、第一席を含む回帰班が復元作業を行っている。生存者は「ジークフリート・オイゲン」のみ。彼の精神面でのフォロー並びに世界復元に必要な資源確保のため、現在は第一席が後見となっている。
『Planetの残骸』『P(r=l)ayer』
多数世界で確認されているものの、未だ収束の兆しはない。
仮想体:不明。当該世界の当代人類に扮する場合が最も多い。
本 性:
簡単にいえば「世界のループ・リセット・改変・変質」を複合させた能力。
→何でもありかよ
性質上「何度滅ぼしても、大本である本体を断たない限り」復活する。が、そもそも本体を見つけられることが少ない。
→元は「惑星」の住民という説あり
自分自身以外に自分の存在を証明できないので「自分とは何者か」の定義が強固
なほど生き残るらしい。そのせいで、極端なの以外は消えるらしい。
(以下空白が続き、次の紙に移動している)
『
最も有名なものは、選幸文紀(通称「ハピーメロウ文明」)に登場する。
所謂「魔法と剣」に近い世界で確認される。
仮想体:多数確認されている。
→魂を乗っ取るって怖い。体だけなら運がいいのか……。
余波が観測されやすく、観測後速やかに並行世界の「同位置の他者」を確認すれば、大部分は対処ができる。ただし逃すと狡猾になり、別の世界の他者を経由して行動を起こそうとするらしい。
→カエルレウス初代館長に聞いたけど、館長の世界のとは全くの別物。
むしろ、現象の形だけを盗んだすごく質の悪いものらしい。怒ってた。
このタイプの『P』は、優れた能力・容姿・手段で他者の耳目を集める。この時注目を集められなければ、『P』は消える。
注意しなくてはならないのは、この時使用される”能力”のしわ寄せは『並行世界でまっとうに現在の地位を手に入れた同位置の他者』に被せられるということ。
(縦長の紙が貼り付けられている)
[例]
なんでも切れる能力→
しわ寄せ対象は「人気店になるはずだった服飾店を開いたデザイナー」
異能は「左手で触れた物をなんでも、バラバラに繋ぎ直してしまう」
しわ寄せの結果、当該世界で店は生まれず、デザイナーは殺人犯として処刑された。
優れた容姿→
しわ寄せ対象は「新進気鋭のオペラ歌手」
異能は「自身の顔を見た者の気をふれさせる」
しわ寄せの結果、歌手はストーカー被害・兄弟の誘拐から発生した一家離散で精神を病む。専用隔離施設へ移された記録・異能制御学校に入学した記録・集団ヒステリーの犠牲者となり『自然発生悪・狂怒』の一部になった記録などが複数存在。
→ポォロッパ学園(隔離・療養施設?)の生徒を調べれば枚挙にいとまがない。って書こうかな。顔も名前も知らない誰かに人生を壊された人たちの記録だし……元気な時にまとめ直すか、参考図書に書くかしないと精神がきっつい。
→あと、自然発生悪の方にまで話が広がると多分意味わかんなくなるから、注意。
(タイトルのみの紙が続く)
『
『
『
『
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます