開かずの扉は開くものと相場が決まっている。
カイト・レオナールの先祖である七英雄が用いた大盾が、洞窟の最奥に眠っているのだ。
そんなところに眠っている理由は諸説ある。
レオナール家の先祖が魔王との戦いを終えて帰国すると、大盾は常に彼の手元にあったと言われているが、次代に受け継がれることはなかった。
盗賊に盗まれたのか、はたまた別の理由で洞窟の最奥に眠るようになったのか定かではない。
レオナール家では役目を終えた大盾を、七英雄が眠らせたのだろうと言い伝えられていた。それが魔王教という存在の台頭によって、また存在を露わにしようとしているのかもしれない。
――――ヴェインたちはレンに気が付くことなく、町の外へ向かっていった。
彼らは用意していた馬に乗り、足早に海岸線沿いの洞窟へ駆けていく。
「天気もいいし、楽しみながらいけますね。道案内は私に任せてください」
フィオナが言った。
レンたち三人は、景色も楽しみながらのんびり歩いていた。
旧市街とその奥の海岸線がそれなりに近くても、ヴェインたちと鉢合わせることはないだろう。
あちらはきっと、洞窟の探索でしばらく出てこないだろうから。
しばらく、取り留めのない話を交えながら街道を進んだ。
やがて街道が途切れるところが見えてきた。
水に沈んだ旧市街が近づき、レンが上着の内ポケットに手を入れる。昨日、ラグナに貰った旧市街の地図を歩きながら広げた。
彼の左右から、リシアとフィオナがほぼ同時に覗き込む。
「その赤い印のところが、開かない扉があるところ?」
「すごいですね。さすが神秘庁の方が作った地図です」
レンが頷いて、
「ユリシス様は好きに見ていいって仰ってましたけど、よく考えたら、ほとんど沈んでるから近くから見るくらいしかできませんよね」
「そんなことはありませんよ。場所によっては水の底まで行けちゃいますから」
確か似た話をラグナもしていたような。
「水の底って、泳ぐってことですか?」
「いいえ。いまでも作動してる魔道具がたくさんあって、空気がある場所もあるんです。神秘庁が設置した魔道具で範囲を広げているので、歩くのだってへっちゃらですよ」
水に沈んだ旧市街には、魔道具が生み出した空気の膜が多くある。
建物を防衛する
旧市街の入り口、当時はここから足を踏み入れたであろう町の正面。
レンは街道から水の中を見下ろし、古い街並みを眺めはじめた。
彼とリシアの隣でフィオナが言う。
「あちらを見てください」
水に沈んだ町の底の一部をよく見ると、確かにある。
魚が泳ぐ水の中に、空気の膜が張られたところが。ところどころ、大きな天球状に空気が満たされた空間が見える。天球と天球を結ぶ同じような景観の道もあった。
天球の中心には、まだ動作しつづける魔道具が落ちている。ここからではあまりよく見えないが、街灯のランプ部分程度の大きさの金属と中の魔石。
「あそこに行けば、水の底から旧市街を見ることができるんですよ」
「ちなみに、濡れずに水の底へ行く方法もあるんですか?」
「はい! 私に案内させてください!」
三人の近くには真新しい桟橋があり、ボートが何隻か停まっている。
ボートに乗り込み、フィオナの案内に従いレンがオールでボートを漕ぎはじめる。
リシアはボートの縁から、真下に広がる旧市街を見ながら呟く。
「――――この前と、全然違う場所に見えるわね」
先日は街道の近くから眺めただけで、真上から見下ろしたわけではない。
下に広がる旧市街は、水という空を泳ぐ魚たちが不思議な世界を作り出している。
まるで異世界に迷い込んだような、そんな感覚。襲撃により痛々しくも全壊、あるいは半壊した建物の多くを見ていると、戦いの傷を窺える。
ボートを漕ぎながら、レンはユリシスと話したことを思い返す。
「警備の仕事もしなくちゃいけませんね」
「私も今朝、お父様から聞いておきました。周辺の魔物の様子を確認したり、水中に魔物がいないか確認するお仕事ですよね?」
「あとは、状況によって討伐をって仰ってましたっけ」
十数分もボートを漕いだところで、
「レン君、ここです」
ボートが停まったのは旧市街が沈む以前まで、図書館だった場所だ。高い屋根の上に円形の展望台があり、沈んだいまはボートを停めるのにちょうどいい高さだった。
薄汚れた灰色の石レンガが、ところどころ苔むしている。
レンが二人より先に立ち上がり、ボートを離れ展望台へ。
二人に手を貸して、彼女たちを展望台に登らせた。
「ありがとうございます」
まずはフィオナが少し照れくさそうに手を取り、とんっ、と軽快な足取りで。
「ありがと、レン」
次にリシアがはにかみながら、フィオナにつづき展望台に降り立った。
展望台は円形の造りの中で全方位見て回れるように作られており、中心に下の階層へつづく螺旋階段が設けられている。
ここからは一番下の階まで、空気で満たされていた。
再びレンが二人の前をエスコートするように歩く。
中は薄暗くて、時折存在する窓から、水越しに外の灯りが微かに届く程度。気を抜くと足を踏み外してしまいそうだった。
ここも戦いの余波で多くの場所が崩れているが、まだ綺麗に残っている方だ。
「この図書館は神秘庁が魔道具を設置して、人が歩けるようにしていると聞いたことがあります」
「へぇー……でもそんなことができるのなら、最初から全体的に水を抜いてしまってもよかったような……」
「レン、たぶんその魔道具が高いのよ」
「ふふっ、リシア様の予想通りです。全体的に魔道具を設置してしまうと、どうしてもお金がかかり過ぎてしまいますから」
広範囲に影響を与える魔道具だからそれもそうか、レンが頷く。
螺旋階段の周りは手すりで囲われているとはいえ、その他には壁がなく開放感に溢れた景色を臨める。一番広い当時の地上階に差し掛かると、端整に本棚が並ぶ場所にたどり着く。
壁の形は扇状で、建物の形に沿っていた。
本棚には一冊も本がない。
すべて燃えるか水に流され、残された本は別の場所で厳重に保管されている。
◇ ◇ ◇ ◇
「確かこの辺りだったような……」
昨日、ユリシスに届いた報告には水中で光が確認されたという。
場所は昨日のうちにユリシスから聞いているから、その近くに向かっている。
空気と水の境目は、穏やかに揺れ動く水面から届く光の模様そのまま。別世界にもぐりこんだような感覚が外の比じゃない。
「――――あ」
地図を見ていたレンが足を止め、ある方向に目を向けた。
旧市街はエウペハイムに似て石造りの家々が目立つ。その中に、ラグナが地図に残した赤い印の建物が一つ建っていた。
奇しくもそこは昨日、光が確認された場所である。
「レン君、光が確認された場所って、もしかしてこの先ですか?」
「みたいです。ただ、この先は地図上では赤い印があるところなので、建物があっても入って確認することはできないかもしれません」
「それでしたら、外から見ておくだけ……でしょうか」
「だけどレン、入り口が開いたらどうする?」
開いたらどうするか考えるより先に、レンがきょとんとしていた。
リシアの疑問ももっともではあるのだが、その疑問より前に、
「はい? 逆にどうして開くと思ったんですか?」
「なんとなくだから、理由なんてないわ」
リシアは笑い、いまの言葉が本心からではないことを示唆。
じゃれつきたかっただけだろう。
「建物に入れそうならそれもいいでしょうけど――――とりあえず、近くまで行きますか」
近くで確認するくらいはしておきたい。
レンの提案に応じた二人の少女を連れて、彼は彼女たちを先導して歩いた。
空気の膜の外側にいる魚が、三人を興味深そうに見ながら泳いでいる。
「綺麗な町ね。魔王軍の襲撃さえなければ、いまも繁栄していたのかしら」
「そうかもしれません。私たちがいま歩いているのは、当時、貴族たちが暮らしていた区画です。エウペハイムの傍でこうした賑わいがあれば、きっといまよりずっと賑やかだったと思います」
そんな古い貴族街を抜け、水中で朽ちた家々の間にひっそりと建つ建物の前に。
教会のように見えるが、それにしてはあまりにも隠れすぎているように感じる。
入り口の上にあるステンドグラスに、聖画か何かの一場面をモチーフとしたような模様が見えた。小さな少女と思しき誰かが、青々とした芝に立って歩いてるものだった。
図書館と同じであまり崩れていない方だが、やはり戦いの余波はある。ステンドグラスにもヒビが入っていた。
三人の足が古びた石畳の上で止まる。
「教会堂かしら……ここ」
「私もそう思ったんですが……旧市街には、ここから離れたところにエルフェン教の神殿もあるはずなので……」
「じゃあ、別の神様を祭る神殿……にしても小さいですね」
神の存在は数多あれど、基本的にどの神殿も大きい。そこいらの貴族の屋敷では太刀打ちできないくらいなのだ。
リシアが教会堂と予想した建物の周りには、小さくも庭が存在した。植えられていた植物はもうすでに残されていないが、不思議と芝だけが青々としている。
鉄製の門は魔道具と関係ないようで、レンでも開けることができた。
門の奥に広がる芝に並んだ石タイルの道を進み、あまり腐食していない濃い茶色の扉の前に立った。
すると、
「ここ、孤児院のようです」
辺りを眺めていたフィオナが気が付いた。
庭園の一角に遊具を見かけ、近くに立てられた看板と周りの文字を読んで。
孤児院の名の部分を皆が眺める。
『ジェノ院』
地図に名前はないが、ここが孤児院だったことは神秘庁の調査でもわかっている。
あたりまえだが、ラグナの地図にそうした情報がなかっただけだ。
「フィオナ様、この扉って私が触っても大丈夫でしょうか?」
「ええ。大丈夫ですよ」
ここがどのような場所かわかってから、リシアが扉に手を伸ばす。
扉の大きさは一般的な平民の家と比べて倍はあって大きいが、それでも一般的な神殿や教会と比べると規模が小さく、可愛らしい。
ドアノブの横にある金属製のノッカーに、リシアが触れた。
――――カン、カン。
ノッカーでドアを鳴らしてみるが、反応など返ってくるわけもない。
リシアもそんなのわかっていたものの、いきなりドアノブを握ることに抵抗があった。
ここでマナーが必要かというと疑問は残るが、気持ちとして。
「……開かないわ」
ドアノブを握って回そうとしても、予想通り。
魔道具による鍵だから、微かに動くこともなかった。
「ってか、どうしてリシアは不満そうなんですか」
「実はちょっとだけ、開いたりしないかなって期待してたからよ。でも、これまで開かなかった扉が急に開くはずがないわよね」
「……そりゃ、開かないですって」
多少唇を尖らせていたリシアだが、本気ではない。
すぐに笑ってドアノブから手を放すと、この建物の上を見上げた。この建物は図書館ほどの高さではなかったから、空気の膜が全体を覆っていても、あまり大きな空間ではなかった。
リシアの目線が、すぐにステンドグラスに向けられた。
何の絵だろう? レンが問う。
「お二人はあのステンドグラスの絵に覚えがあったりしませんか?」
「私はないかしら」
「すみません。私もはじめて見る絵です」
「……でもレン、あのステンドグラスがどんな絵なのかなんて、もう神秘庁で確かめてるんじゃない?」
だけど気になる絵だったからか、彼女たちはステンドグラスを見上げる。
もう少し見やすいところから見上げたくて、二人は開かずの扉から離れていった。
「開かない扉かー」
レンはというと、ドアノブの隣にあるノッカーを見ていた。
黄土色の金属のノッカーには、
防衛装置としての力を示し、中に誰も入れないよういまでも動いている。
空気の膜は元々、結界のような役割として作られた造りの副産物だ。
「昔はこういうところに孤児院があったんですね」
「現代ではあまり数がないですもんね。クラウゼルではどうでしたか?」
「クラウゼルにもなかったです。貧民と言える貧民もいなかったですし、何かの事故で家族を失った子のためにお父様が尽くしてましたから」
彼女たちが話している声を耳に入れながら、しかし言葉ではなく音として聞くレン。
彼もまた、扉が開く前提で考えていたわけではない。魔道具が作用していることによる反応の光、それが確認されることも珍しくないということを考えながら、手持ち無沙汰な右手を慰めるが如く、
「こうやって鳴らしたところで意味は――――」
――――カン、カン。
重厚な扉をノックすると生じた、想定外の変化。
「え?」
情けない声を漏らしたレンの視線の先で、ノッカーに備わった石が点滅した。
蒼い光を何度も発すれば、その光に気が付いてリシアとフィオナが駆け寄ってくる。
「レン!? なにをしたの!?」
「レン君!? 開ける方法を知ってたんですか!?」
「わ、わかりません! 俺はただノッカーを鳴らしただけで――――!」
事実、それ以外のことは言えない。
戸惑う三人が互いの顔を扉を忙しなく見ているうちに……
カチャン、扉から音が鳴る。
扉は木と木がこすれ合う音を鈍く響かせながら勝手に開いた。奥に広がる空間を見た皆は十数秒の間、閉口して目を点にしていた。
開かないはずの扉がいま、開け放たれた。
どうしてか、レンが触れたことで突然に。
そしてノッカーに触れたままだったレンの身体は、扉が内開きだったことからそのまま二歩くらい建物の中に足を踏み入れている。
「……もう一度聞くわね」
リシアがレンの横顔を見て、
「レン、入り口が開いたらどうする?」
「どうするのが正解なんでしょうね、これって」
ここでフィオナが提案する。
「領主の娘としては、扉が急に開いたこともありますから、少しだけ様子を確認したいところではあるのですが……」
調査は神秘庁が主軸でも、管理はイグナート侯爵家がほとんど。
フィオナ一人に確認させるわけにはいかない。
レンとリシアもこの孤児院に興味があって、どうしてレンが扉を開けられたのかも気になっていたから、好都合ともとれた。
中を荒らさぬよう注意して、軽く様子を見ることで三人の考えが一致。
気を取り直して孤児院の内部に目を向けると、まずは広いホールである。石造りで冷たい印象はあるが、古びた絨毯などで温かみも感じられた。
この孤児院に足音が響くのは数百年ぶり。三人分の足音だった。
三人は離れすぎないよう距離を保ちながら中を見渡す。
「あっちは、子供たちが生活していた場所みたいですね」
フィオナが見た先にはアーチ状の形をした、扉のない出入り口がある。
その奥に見えた生活空間を彼女とリシアが覗き込み、様子を窺っていた。
レンは彼女たちの近くにいながら、広いホールの中を見ていた。ここには大きなテーブルがいくつも置かれていて、床に食器が散乱している。
魔王軍の襲撃を受けた当時、子供たちが食事中だったのだろうか。
だが、遺体が一つも見つからないことから、避難できたであろうことがわかりレンは安堵した。
ホールの奥。
フィオナが見つけた居住空間へ通じる道とは別に、白味が強い黄白色の木の扉があった。
「リシア、フィオナ様」
彼女たちがレンの呼び声に応じ、彼に振り向いた。
「あっちにも行ってみましょう」
「ええ」
「わかったわ」
歩き出したレンの数歩後ろの少女たちが、散乱した食器の破片を避けながら歩く。
ホールの奥にあった扉の前に立つも、見るからに鍵がかかっていそうな扉だ。
外の扉と同じようにリシアがドアノブを握っても、ガチャガチャと音が鳴るだけで開く気配はない。フィオナがしても同じだった。
「レン君が触ったら、また開くかもしれませんね」
くすくすと笑いながら言うフィオナと、確かに首を縦に振るリシア。
レンはというと、
「これはさすがに物理的な鍵じゃないですか?」
ノッカーがあるわけでもなく、他に魔道具らしきものも見えない。
ドアノブにはきちんと鍵穴があったから、素直に鍵を差せばいい気がしていた。
鍵が周りに落ちていることはないが、レンは二人の後でドアノブを握った。
――――カチャン、と。
ドアノブから音が鳴ったと思えば、ドアノブが回る。
鍵穴に一瞬、レンの手元から光る魔力の粒が浮かんでからだった。
「…………」
「…………」
リシアとフィオナが示し合わせたように、じとっとした瞳でレンを見つめる。
見つめられてもレンだって理解が追い付いていなかった。事実、扉が開いたこと以外にわかることなんてないのだ。
どうしたものかと思ったレンが頬を掻きはじめる。
「レン、やっぱり何かしたの?」
「レン君……正直に教えてください」
「残念ですが、何もしてないですね」
答えはこれに限る。
開いた扉の奥にレンが先に足を踏み入れた。
中は大きな窓を臨んだ、執務室のようなところである。壁にいくつかの本棚が並んで、中央に古びた机が一つだけ置かれていた。
大きな窓から外は見えない。この部屋が特別だからなのか、窓ガラスに生じた魔力の壁が陽光以外すべて遮る。不思議な技術としか三人にはわからなかった。
床も壁も天井も、ホールと同じ石造り。
壁際の暖炉と、その近くに置いてあるロッキングチェアとその下の絨毯。
部屋の奥の壁一面に、外のステンドグラスと同じ絵が描かれている。手前に祈りを捧げるための祭壇もあった。祭壇に置かれた、写真立てのような小さなキャンバスが倒れていた。
壁の絵に神々しさを覚える三人。
やがてリシアが机の引き出しの存在に気が付き、手前に引いた。
中には何通かの便箋が保管されていた。それともう一つ、ラグナの研究室で見たように黒く腐食したコインが一枚だけ。
「リシア、俺が見ます」
何か仕込まれていてはと思いレンが手を伸ばした。
手紙は魔道具でもなんでもない、ただの紙に見える。中には古びた羊皮紙が折りたたまれてはいっていた。
開いてみると、特に極秘文書というような内容ではなく、
『ジェノ、この間の手紙はどういうつもりかな。ジェノの方から、俺の冒険譚が好きだって言ってくれてたのに。だからたまにはお土産でもって思ったから荷物を送ったんだけど……まぁいいや。話は変わるけど、天空大陸の旅はもう終わったよ』
一枚目はこれで終わり。
手紙を受け取った者に思うことがあったのか、手紙の端にくしゃっとした皺が少しだけあった。
――――――――――
明日から3巻準備に少しお休みをいただくということで、本日は二日分の分量として多めに更新させていただきました。引き続きweb版、書籍版ともに頑張って参りますので、何卒お付き合いいただけますと幸いです……!
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