もしこの景色が線になったら

寂しい

秋のビルの合間の夕暮れすら沈みかけている空は私の心から溢れでたように感じる。


今までは孤独でなくてはいけなかった。

友達と話しているときは話に集中しなくてはならなくなる。そうなると反社会的な、反抗的な、反生物的な当たり前を疑う泣き言など口にできるわけなどない。


ここに書いてあることは全部そういうことだ。私の口に出せない妄言と現実を混ぜ合わせたものだ。そんなことが頭を占拠しているときにはそれ以外のことは価値などないのである。なぜなら今こうしていることをやる価値というのもそれに左右される重大なことだからだ。


そんなときの私ときたら何に対しても「ふーん」とか「へー」とかしか言わないつまんないやつにならざるを得ない。



いや、でもよく考えるとそいつはもう仕方ないのではないか?他の人にとってよくわからないことを口走ってしまったとしてもそれはもう私である限り仕方ないとこの前割り切ったじゃないか。それを自分さえわかればいいとただ話しまくるのは自己中心的というやつなのかもしれない。けどそれを一生懸命相手が連想できるように話を紡ぎさえすればそれは独り言ではなくなるかもしれない。


私は正直言って人の面白い話を知りたいというより人間味のあるその人の感じたことに興味がある。

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