社会の業
研究、友達、おばあちゃん、ゲーム、音楽。ただ今のそれ自体を見つめる。そしてそれに対して感じて、考えたことを行う。それこそが自分自身であり、価値であり、正義であり、悪でもあることだ。
ただそれを無意識にやってきたことを意識としてやってみて一つ考えが生まれた。
この人が営む世の中の仕事や学校、部活や友達関係などは暗黙の共通意識があり、それをいかに考えることで理由をつけて実行するかというが求められているのではないかと。仕事であれば勿論働くこと、学校であれば学校に行くこと勉強すること、部活もいくこと、友達であれば一緒に会ったり遊ぶこと。それに理由をつけられてより多く実行出来たものが上手くいき、それができなかったものは落ちこぼれとなり冷ややかな目で見られる。それが唯一の世界ではないことは承知だ。これも人の行動に影響する考えの一部である。ただ社会の競争の部分はこういう構造で出来ているという見方を知っておくことは意味があるとおもう。
無論そうした他者に勝つとか他者に評価されるとかいう行動ありきの決定的な息苦しい考えを自分に適応したいと思わない。やはり私は鼻先に何かあるのか、それとも見渡す限りなにもないのかわからないぐらいの暗闇のなかでガチャリという音とともにスポットライトに当てられたそれについて私を変える雰囲気、それによって突き動かされる私、それと同時に空にぶちまけた青と薄いレースがかぶされた白、あるいは筆でゆっくりと伸ばされた橙とそれが梅の細い枝枝で切り抜かれた黒。それこそが至高であり考えと理由だ。
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