簒奪王と星の姫

外伝

外伝 目次

　ここまでお読みいただきありがとうございました。

　本編約28万字、膨大な時間を割いて下さったこと、心より感謝申し上げます。

　神々に導かれた物語は終焉を迎えましたが、彼らは神の駒であると同時に、一人の人間でもありました。もちろん、それぞれに過去があり未来があるのですが……どうしても本編に入れるには蛇足的になってしまったため、外伝として語らせていただきたいと思います。どうか、もう少しだけお付き合いくださいませ。

　本編は殺伐としていましたが、こちらは糖度高めだと思われます（本編比）。不憫なまま終わった彼ら彼女らの幸せの一端を覗いてあげてください。本編よりは救われる……のではないかと思います。おそらく。

（でも岩の王は救済できませんでした。可哀そうな最後だったのに外伝に登場しないあの人とか、一部もっと不憫になった人についてはご容赦ください笑）

また、続編の第二部も執筆中です。

公開の際にはぜひお越しくださると幸いです。

■目次■

・１話　物語の始まりは

星の騎士（セレスダ）ハーヴェルと星の姫（セレイリ）エアリアのお話

少年ハーヴェルは騎士選抜の日、星の姫（セレイリ）エアリアの瞳に射抜かれた。

二人が出会い、別れるまでのお話。

・２話　どこかとても遠い場所へ

乳母メリッサとエレナのお話

メリッサは逃亡常習犯のエレナに何を思っていたのか。

・３話　己を滅し、国を保て

ワルターの過去と本編のその後のお話

豊穣祭の日、ワルターは旧知の令嬢と再会する。彼女と初めて出会った日の記憶と共に、父や兄との確執が蘇る。

・４話　物語の終焉は……そして

エレナとヴァンのその後のお話

（本編でモヤモヤした方申し訳ございません。こちらで補完ください）

第六幕の数年後の物語。