星の姫の役割が人身御供であることは、随所で読者には暗示されてきましたが、ヴァンは知らなかったのですね。
神亡き現代に生きる読者にとっては、「逃げよう」と促すヴァンの考えは尤もに思えますが、この世界の人々にとってはむしろ異端なのでしょうか。
エレナのある種冷めた返答はそう教育された結果なのでしょうが、彼女の本音はどこにあるのかが気になります……自分の本音自体に気付けていないのかもしれませんが。
タイトルにある「簒奪王」はヴァンのことで、いつかヴァンが星の姫たるエレナを奪いに来るという物語なのかなー、第1話の状況は民衆に向けたフェイクかなー、とか思ったり。その辺も気にしながら、続きを楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
わあ!もうここまでご覧頂いたのですね、とても嬉しいです。ありがとうございます!
はい。最初の数年は知らなかったようなんです。作者もびっくりの、まさか過ぎる真実です笑
この世界では、星の姫が神に身を捧げることは定期的にあるので、慣習に反発するヴァンの方が異端のようですね。
エレナについてはまさに、仰る通りだと思います!教育ってある意味洗脳ですよね。恐ろしいです。彼女は、これまで受けてきた教育の結果、自分の身に起こることを全て一歩引いて、他人事のように考えている節があるようです。
そして、最後に考察頂いた部分も鋭く大変驚くと共に、そこまで読み込んで下さっていることがとても嬉しいです。
ぜひまた、今後の展開も見守って頂けますと幸いです(^^)!
過去のエピソードだとわかってはいても、読んでいて胸が詰まります。怪我の功名という感じで、ひとまず祭祀を避けることができ、良かったですね。
そしてこうして外から見てみると、改めてサシャの状態を実感できますね。報道ではエレナさんの状況がよくわからないですし、ヴァンさんの気を揉む様子が伝わってきます。とにかく何らかの形で、早めに顔を合わせて、互いの無事を確認してほしいですね…。
作者からの返信
いつもありがとうございます!
このエピソードと、もう少ーし先に出てくる再会のエピソードはかなり初期から書きたいと思っていたお話なので、そのようにおっしゃってくださり嬉しいです^^
互いの立ち位置的に難しい状況ですが、どんな形で顔を合わせることになるか、見守っていただけると嬉しいです。
星の姫を愛しすぎてはいけない。この言葉にドキッとしてしまいました。けれども、この愛があるが故の行動が今に繋がっているんだなあと思うと、なんだか切なくなります。ヴァンくんもエレナちゃんもどうか幸せになってほしいです。
クロのゴシップ好きとか、彼の影響でちょっと口が悪くなってしまったヴァンくんもなんだか可愛いです。
作者からの返信
お越し下さりありがとうございます!
愛しすぎてはいかない、と言われても感情が生まれるのを止める方法はないですし、当事者にとっては苦しいですよね。
歴代の星の騎士は、少なくとも表面上は教えを守っていましたが、ヴァンは職務よりもエレナが大事みたいなので、結果的に完全に無視してしまっています…笑
クロとヴァンのコンビは密かにお気に入りなので、気に入ってくださったようで嬉しいです(*^^*)
彼らの友情(なのでしょうか?笑)の行方も引き続き見守って頂けますと幸いです!