応援コメント

第十三話「プロ意識」」への応援コメント

  •  小タイトルのプロ意識とは何を差しているのだろうか?

     この第十三話では、実質的に仲間となった少女と防具を買いに街へと出るのだが、洋服や防具を買っている様子にしか感じない。
     しかし途中で”おや?”っと思い始める。
     そうだった、主人公は○○だったんだと。
     そこでこのタイトルの”プロ意識”が何を差していたのかに、自分は気づいたのである。
    (もちろん、勘の良い読者なら気づいていたのかもしれないが)

     主人公がとても魅力的に感じるのは、思考や行動、容姿だけではない。何気ない場面に感じるところにも、彼の性格や信条が垣間見えるからでもあると思う。
     そして自分が仲間(仲間と思っているかは定かではないが)と思った相手に対し、彼は守ろうとするし、とても優しい一面を見せる。本人は優しさでそうしているわけではないとは思うが、そういう部分がとても魅力的に映り、心惹かれる物語なのだ。
     
     その上で、その魅力的な主人公がちょっと周りと噛み合っていないところが非常にコミカルに感じる。その為、真面目でシリアスに感じるやり取りが面白いと感じてしまう。
    (笑っていいのか、笑ってはいけないのか分からないけれど、やはり面白いなと感じてしまう)
     バランスが凄い物語だなと改めて思いました。
     その他にも強いてあげるならば、主人公の心情が丁寧に描かれているので、何故必要ではないものが必要なのか、などについても納得してしまう。そして、より主人公の性質が理解できる。続きも凄く楽しみです。
     やっぱり主人公が凄く好きだなと感じました。
    (*ネタバレにならないように、少女の詳細などはぼかしています)