【77】 甘い声
次にミーティアが着替えてきた。
な、なんと『スクール水着』だった。エルフにスク水だと!?
「…………ぅ」
紺色のシンプルだが、これは歩く殺人マシーンだぞ。予想外すぎて鼻血が……抑えられん。すぐそこまでヤツが来ているっ。
「ミーティア、それ……」
「カイト。その、この一風変わったデザインの水着はいったいなんでしょうか……。なんだか
頬を赤く染め、モジモジとしちゃって……可愛い。
ていうかこの大海原にピッタリだ。ハッキリ言ってしまうが、ソレイユよりも胸があるし、スレンダーながらもヒップラインが完璧。素晴らしい
さすがの俺も
テンション爆上げ状態になっていると、背後から――
「カイト様~!」
ルナの甘い声が俺を呼んでいた。
俺は振り向――――――
「え…………」
『――――ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!(致死量)』
・
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核ミサイルで瞬殺された俺は、天国へほぼ逝きかけた。
なんか、花畑とか前世の爺ちゃん婆ちゃんの姿が見えたよ……。
いやだが帰ってこれた。あぶねー、あぶねー。
危うくお陀仏だったぞ。
目を覚ますと、ルナらしき
ボヤけて意識が
ああ、この体勢と波の音がなんて心地よい。
「――ふふっ、カイト様はお疲れだったのですよね。いいですよ、わたしのお
頭をぎゅっとされたような気がする――。
それから頭上にとんでもない爆弾がふたつ落ちて来た。
俺はまた意識を失った。
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