女湯は覗くもの

 ※現実でやったら犯罪です。創作の中でも犯罪です。


 はい、今回は『女湯』を取り扱います。


 よく桃源郷と表現されていますが、ライトノベルにおいては温泉旅行の話になると『覗き』がセットになっていることが往々にしてあります。スケベキャラがいるとその確率は更にぐんと上がります。

 そうなる理由はわざわざ考える必要はありません。ある種の様式美なのです。

 

 しかし、これの面白い所は往々にして『失敗』することです。間違って男湯に突入したりBBAだったりそもそも辿りつけなかったりなど、そのパターンは意外と多彩です。

 ですが、いずれにしても桃源郷に辿り着けることはないのです。むしろ順当に辿り着いたら萎えます。読者的に。

 失敗し、手痛いしっぺ返しをくらう姿を読者は笑うのです。


 最後に、憐れなことに女湯を覗くことにチャレンジしてしまった1人の勇者のセリフを引用して、この回を終えることにしましょう。


「そりゃあ確かに俺だって怖いよ、逃げ出したくなる気持ちもある、でもよお、俺たちは何のために覗きをやるんだ? 決まってるだろう、おっぱいを、おしりを、×××を、見たいからだろ? そういう気持ちって、大事じゃねえのか?」


 ということで次回『主人公がツッコミ役』でお会いしましょう。

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