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まつだ

key 1 突然というものは急にくるものだ

「気づいてるのか知らないけど、はるるって嫌われてるんだよw?」


とても傷つく一言だった。


うすうす気づいてはいたがこの俺、山下波瑠(やましたはる)は嫌われている。太り気味で清潔感がないからだ。それに追加してある日を境に俺の嫌われ度は最高潮に達した。そして今に至ると言ったところだ。

と・こ・ろ・で、綾原莉緒(あやはらりお)という女子はなんなんだ全く。

俺を地獄のそこにでも叩きつけたいとばかりに言ってくるじゃないか。俺泣いちゃうよ?

『そんなんわかってんだよ...ってか、なんで綾原は俺なんかと関わってんだよ』

「なんでって言われてもねー、んー案外面白いし?」

『そ、そうか...でもいずれ後悔するかもしれないぞ』

「えーそれはやだー」

「だったらはるるが変わればいいんだよ!!」

ん?今こいつなんて言った??俺が変わる??俺が変わるなんて宝くじに当選するぐらいの確率だよ?ほぼ不可能だよ?

『逆に聞くけどどーやって変わるんだよ?』

と、俺が何も考えずに返答すると綾原はまるで助けを呼ぶかのように



「痩せろ!!!」



『ん?』

唐突に言われた一言に俺は少し腹を立たせた。

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