第2話
ネットがもたらしたもの
人間生活に劇的に変化をもたらしたものがある。インターネットだ。それは誰もが認めるところだろう。
そこでは、ありとあらゆる情報が世界のスケールで渦巻いている。私たちはそれを好きなように取り出して自分の生き方に反映できる。
もしない情報があるとすれば、それは行政であろう。モリカケしかり、警察不正しかり。行政だけはどんな不正もまかり通り、秘密にされている。
もし行政がネットとリンクする時があるとすれば、それこそが「ガラス張りの行政」だろう。ネット投票も可能になるだろうし、不正を監督できるシステムが構築されたなら、現行の茶番行政は一蹴されてしまうだけだろう。
「個別の案件に対しては答えを差し控えさせていただいております」。こういう行政独特の逃げ口上で国民はどれだけ苔にされてきたのだろうか、と思うと言葉もない。
そういう不都合な真実から国民から目を逸らすため、3S政策(スポーツ、セックス、スクリーン)のように、あらゆる娯楽を提供して骨抜きにされている面も少なからずあると思う。
知らぬが仏という言葉がある。特に知る必要のない情報なら、素知らぬフリをしておいた方がいい。
しかし知らないことで、しっかりとした生き方のビジョンを持てなかったり、知らないことで、本能的な生き方しかできないことがある。
「知らないことほど恐ろしいことはない」
ネットをググればググるほど、知らないことで3Sにまんまとハマっていたんだな、と思い知らされる。
誤解を承知で言えば、マスメディアのCMにはウソの情報も一杯含まれている。その背景はとりあえず金儲けという下心がある。
ところがネットでは、もちろん金儲けという人もいるが、善良な心から発信している人が多く、「嘘偽りのない情報」を流していることも多い。
その中でも自分に役立ったものの一つに、禁酒に関する情報がある。
これまで享楽的に呑んでいた自分だったが、もしそういうことが聞けていなければ、酒で身体を壊し、酒で多くの時間をムダにし、酒で人生を狂わせたままだっただろう。
ネットは物理的制約を越えて、ダイレクトに知ることができる強力なツールだ。
私のような人間を一般的に「ネット住民」というのかもしれない。
しかしそこで得た知識を現実にフィードバックするなら、リア充に繋げることは十分可能だと思う。
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