第98話翼竜が現れた




誠黒ダンジョンで、メタルⅢカードをメインに魔物討伐をしていた。


メタル    27枚

メタルⅡ   70枚

メタルⅢ  122枚

メタルⅣ    7枚

上級ポーション 3枚


そしてあのポイントまでようやくやって来た。

ここからは何が出てくるか分からない。

従魔らも、久し振りに魔石を喰らって機嫌がいい。


そして一部の空がキラキラと光っている。

空の異変が俺達の方へ、徐々に迫ってくる。


高性能の双眼鏡で、その異変を見た。

それは昔の恐竜図鑑で見覚えのある翼竜で、メタルボディの翼竜の大群であった。

羽ばたく度に光りが反射して光っていた。


100頭いや200頭近くの大群だ。

翼をひろげた状態だと10メートルはあるだろう。


「リップとスラ、久し振りに大砲を使っていいぞ」


『本当か、おれっちの大砲を見せてやるぜ』


『頑張るよ親分』


スラが体の中で砲弾を瞬時に作りだすと、撃ち出してはるか遠い翼竜の群れに命中。

爆発が広がり、遅れて爆音が聞こえてきた。

翼竜の5頭がきりもみしながら落下。

まとまっていた群れが、混乱している。


負けじとリップも花を向けて撃ち出した。

それも命中して4頭の翼竜を落とした。

砲撃の攻撃は更に激しさを増し撃ち続けた。

アイの射程距離に来る前に、翼竜は全滅してしまった。


『主、出番も無く申し訳ない』


「アイにもすぐに出番はくるよ」


『親分、ほめて』


「スラも頑張ったな」


リップも擦り寄ってきた。


「リップも強く頼もしく思うぞ」


『そうか、そうだろう』


そして翼竜が落下した所まで行く途中で、草原に差し掛かった時に、何かが飛びついてきた。

とっさに殴り倒した先には、メタルボディのヤマネコが倒れていた。

俺の右目の上から滴り落ちるものあった。

それは血であった。ヤマネコの攻撃か?

攻撃はかわした筈で、どのタイミングで顔に傷付けられた。


今度はリップに襲い掛かっていた。

そしてヤマネコの攻撃の正体も分かった。

前足のネコパンチの瞬間に、爪が1メートルまで伸びたのだ。

リップは盾で防いだが、鋭い攻撃でもあった。

盾に当たり、火花が散って鋭い攻撃だと分かる。


ヤマネコが着地しようとした瞬間に、ツタが槍で地を這うよう仕留めていた。

まさに地をクネクネと這う槍で、下から腹を一突きだった。


そこにはカードが1枚あったので拾って見た。


メタルⅦ


硬く軽い金属

魔力で変形する


そのカードを具現化させて、インゴットに魔力を通してみた。

すると一体物の刀の形状に、一瞬で出来上がっていた。

俺のイメージした刀だった。

厚みがあって2メートルもある刀だった。

振ってみた感じも中々いい。

草原の草も、見事に綺麗に切れていた。

そして、カードに戻れと念じただけで、インゴットに戻りカードに戻っていた。


今度はアイが空から、光線を放ち体中に穴を開けて仕留めた。


「ヤマネコの爪が伸びるから気を付けろ」


『分かったよ』


飛びつくヤマネコに、四郎と五郎が同時に跳び付き徐々に溶かし始めた。

ヤマネコはもがいているが、2匹に同時の相手では敵わなかった。


その草原を抜けた時には、20体のヤマネコを討伐。

メタルⅦカード4枚を、手に入れることが出来た。



そして翼竜の落下地点には、魔石とメタルⅧカードが12枚があった。


メタルⅧ


硬く軽い金属

気力で自由に動き回れる

魔力で速くなる


何と空を飛べて高速で移動出来る物だった。

ならば空を自由に飛べる飛行機に使うのもいい。


そしてロケットにも使用すれば、宇宙の旅も夢でない。

膨大な燃料も使用してロケットエンジンは、宇宙へ飛ぶ。

ロケットエンジンには莫大な費用もかかり、使い捨てみたいな物だ。


しかし、メタルⅧを使えば軽く簡単に宇宙へ行けてしまう。

猪野和也いのかずやの夢も実現が近い予感がしてきた。



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