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調査地は森に入って行って一日半。
しかし、僅か半日もたたないうちにあの
ちなみにであるが、
生態がハッキリしない
だが、彼らの実力で
「事の起こりは仲間の一人が
森の奥深くにあると言う廃坑への道すがら、小さな泉の傍で赤黒い肌の魔物を見かけた。肌の色から
ちなみにであるが、
どちらが危険度が高いって?
それは言わなくてもわかってるでしょ。
その
その後、
木の実と言っても拳大の大きさがあり、一個で腹いっぱいになると思われる程だ。
「実際、
子供の
そう。
彼らが遭遇した
「そして、
結局、彼らの意見を聞く事無く、木の実を数個採って森の奥へと向かう事になった。
ちなみに木の実を採ったのは
それほど時間が掛かることなく木の実を採り終え森の奥へ進んだのだが……。
「小さな泉を過ぎ少し進んだところで異変が起りました。あんなに騒がしかった森が不気味なほどしんと静まり返ったんです」
トロールや
その音が彼らの耳に届かなくなってしまったのだ。これが極々ありふれた状況だと思う筈も無いだろう。異変が起こっている、そう感じざるを得なかった。
「そして、ボクたちが周囲を警戒し始めたその時、あの
にわかに信じられない状況が発生した。あの
それからは僕たちの知る通り、
「経緯としてはこんな所になります」
「ほんと、信じられない事ばかり起ったんだな~」
乗合馬車に揺られながら彼らの話を聞き、そんな感想を漏らすしかなかった。
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