第72話 私の好きなひと❶堺雅人さん
これ、前に連載していたけど、エッセイにまとめます。❶堺雅人、➋笑福亭鶴瓶、❸倉科カナ、と連載します。
僭越ながら木村れい、「堺雅人さん」を語る。
☘️「鍵泥棒のメソッド」を見た時が堺雅人さん(以後敬称略)との出会いだった。この映画が彼の真骨頂だと僕は思う。
売れない悲哀のある役者が殺し屋と入れ替わるコメディだ。もう8回は見た。なぜか香川照之との半沢直樹コンビが主演。
演劇時代は知らないし見たことないから舞台を知り得る人からは的外れだろうか。
(なろうアプリにこれを書いた時、そう指摘された)
しかし、演劇を見なくても、堺雅人さんの良さは私なりには、わかる。
☘️堺雅人は、半沢直樹で大大的にはブレイクしたのは言うまでもない。
「10倍返しだ!」よく真似しましたね。
半沢直樹は文句なく面白い。しかし、堺雅人はそれより以前に、いろいろと映画にでていて大活躍していて俺は前から目をつけていたぜ的にも、密かにおもった。
リーガルハイ、半沢直樹、などでは、弁のたつ正義漢の印象が強いが、堺雅人の良さはコメディタッチのほうがよく出ているよいに私は思う。
鍵泥棒のメソッドはその意味での真骨頂だ。同じ、コメディでは「クヒオ大佐」がかなり面白い。結婚詐欺の話だ。結婚詐欺というシビアなテーマながら、堺雅人が遺憾なくユーモラスな魅力を発揮している。ユーモラスかつ何か哀しい。堺雅人らしい役柄といえるのではないか。
また悲哀で言えば「アフタースクール」もちょい役ながら良い役だ。何か寂しげなラストでの表情がいかにも堺雅人ならではだ。
☘️ゆるゆる映画では「南極料理人」「ジャージの2人」もユニークだろう。南極料理人は私が定期的に見る癒やし映画だ。堺雅人がコックとして毎日料理を作る、それを取り囲む南極隊員の日常が描かれている。堺雅人が優しく静かに隊員達を見守り包み込む。名作である。ジャージの2人はおなじくゆるいが、あまり意味深い感じはさほどなく、寝る映画かもしれない。
☘️「ジェネラルルージュの凱旋」では血まみれ将軍といわれたクールで癖のある救急での外科医を演じてもいる。これも良かった。癖のある役が彼の大好物なのでないかと思う。
「ゴールデンスランバー」もなかなか面白いハラハラドキドキ映画で面白い。
☘️「ひまわりと子犬の7日間」「ツレがうつになりまして」では堺雅人の優しさオーラが全開かもしれない、キレのある役柄とは対局にあるような、優しさも存分に表現できるのが堺雅人だ。南極料理人も優しい。
☘️堺雅人は早稲田大学在学時に劇団、東京オレンジに在籍し早稲田のプリンスと言われていたらしい。彼をその時に評したこんなような言葉がなるほどに彼をいいえている。
(何かで読んだが少し違うかも)同じ表情の中に、笑い、喜び、悲しみ、怒り、あらゆる感情を表現するような、顔、表情だ。
確かに、堺雅人の笑顔は普通の笑顔に見えない。微笑もまた同じだ。どこか悲哀がある。
☘️また、徹子の部屋2010年当時の36歳の堺雅人を見た感想を書きたい。20分程度の映像だった。やはりそうか。まとを得たりだった。
結論だけ言うと堺雅人は、人間的に好きだ。一面的ながら、人当たりの良さ、ソフトな語り口、人への配慮、感性の鋭さ、言葉選び、何をとっても、何か憧れる。けっこう、自分はどこか参考にしているかも。
俳優は別として。この映像は、俳優堺雅人の背景が短時間でわかる。魅力のある人間は五分で伝わる。こういうことなのか。目からウロコの映像だった。
傑作だったのは、カベ虫の幼少期エピソードだ。保育園学芸会で突如、堺雅人はカベ虫なる架空の虫を配役される。
保育園の先生に「カベムシが存在しないから演じられない」疑問を発したら、では役を変えますと言われる。
しかし、役を変えられようと気づくやいなや、頑として実態のないカベムシを演じたいと言い張る。なんとも奇妙で傑作。
何か俺と少し似てる。何か複雑な気持ちだ。
俳優堺雅人、人間堺雅人、魅力満載だ。「堺雅人に似てる」とYさんって方に言われたことがある。目が悪いのか?と、本気でおもったが、やはり、嬉しかった。
Yさんどうしているかな、俺が、理由あり、映画の約束をドタキャンして、激怒させた美人である。
「本当にごめんなさい。」しかし謝ったのに許してもらえなかった。今ならそんな事、絶対にしないんだけどね。
やっぱり、「ごめんなさい」
何事も私らしいんだよな。🥲
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