第68話 「鳩サ○レーと私」


 また今日、スーパー店員Kさんに朝、話しかけた。(64話参照)


 「Kさん、エッセイ読みました?」


 「えっ?知らないです」


 「あ、いやいや、いいっす、読まないで。ほらこの間、レジで聞いた会話、そのまま書いたんで(笑)」


 「あ!そうなんですか?」


 「この、『あなたは、食べ物何が好きですかシリーズ』、面白いからまたやりたいんですよ。Hさんは何が好きかなあ?」


 「う〜ん、そうですね〜、Hさん(別の店員さん)は、はとサ○レー好きって言ってましたよ、他には聞いたことないな〜」


 「はとサ○レー?はいはい。鳩サ○レーってそんな、めちゃ美味しかったかな…結構甘いよなあ、う〜ん、う〜ん、書けない事はありません…ブツブツ…では、会社に行ってきます、てくてく」

 っていうことでっと。



 鳩サ○レー、実にメジャーなお菓子だな。

 Hさんは、どんな想いを抱いて食べておられるのでしょうねえ。

 ま、あれだ、ビスケットみたいな。まてよ、サブレーの定義とは、なんぞや?

 

 ググッてみた。「サブレーとは、ビスケットの一種であり、サックリとした食感とバターの風味が特徴の洋菓子である」


 ーーーやっぱりビスケットなんだ、確認である。

 

 鳩サ○レーは美味しい。確認しておきます。異論の余地なし。


 しかしだ、鳩サ○レーが、もし鳩の形をしてなかったら…何か物足りないよなあ。


 同じく、た○っ子どうぶつは、動物の形をしてなかったら、素朴なビスケットだし、名菓ひ○こだって、ひよこの形してなかったら、美味しい饅頭まんじゅうでしかないよ。ひよこは、東京土産か、福岡土産か、わしは知らんよ!(特に話しに関係はない)。


 お菓子に顔を書くのが、みんな好きなんだよね、動物にしてしまうのも好きなのな。


 動物と、赤ちゃんと、寺○心君と、芦○愛菜ちゃんは、みんな好きなんよなあ!


 なんでかなあ?

 だって、饅頭に目と鼻と口を書いたら「ほら、もうかわいい!」


 試しにオムライスの卵の上に、ケチャップで、目鼻口を書いてみてください。多分、アキハバラのメイドさんは既にやってるよ、やっぱりかわいいからね。


 たい焼きは、鯛の形をしてなかったら、大判焼きになっちゃうし、パンダ焼きなんて、パンダの顔になったら即座に行列できちゃうのよ(いや、たぶんね)


 次に起きるのは、食べるのがもったいなくて、なんか可哀想、問題なのだ!


 パンダの顔を模した「肉まん」が、

目の前にあるとしましょう。猫の顔を模した饅頭でもよいですよ。

 あなたは、がぶりとかぶりつけますか?

 「………」

 ファイナルアンサー。


 躊躇なくですからね?

 ファイナルアンサー。


 ムリムリ。ぜ〜ったいムリ。いやムリめ。

 パンダは、たべないしね、猫もたべませんからね。(あ、鳥と豚はたべるか)


 可哀想というのは無いにしろ、食べるの、単純に、もったいない!誰しもそんな気持ちになりますね。しかし食べないとカビ生えますからね。


 断腸の思いで、たべる。

 しかし、とりあえずは、写真とって、インスタにあげとこか。 

 「思い出をありがとう、パクリ」


 Hさんが、鳩サブレーを食べるときにそんなことーーーー

 多分考えていないでしょうね。

 明日、聞いてみよっと。


 では、また明日。ごきげんよう。


 



   文

   かわいいお菓子と健康を守る会

   会員ナンバー77番 木村れい

 


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