第69話 「生ビールと私」

 こんに〜ちは〜!🌻🙋

 さてさて、高齢になりました(7月に誕生日だけどね)、いえいえ、恒例になりました。


 「あなたの好きな食べ物は何ですか?」シリーズ3回目になります。


 またスーパー店員のKさんに聞いて見ました!


 「こんにちはKさん。お名前をしっかり呼んで見ました(真顔)」


 「これはどうも、木村さん、こんにちは(クスリ)」


 「一一で、ほら、Mさん(また更に別の店員さん)にもね、何が好き?って聞いたんですよ、ネタにしたいから教えてって、でも考えこんじゃって、思いつかないみたいで…。あれかな、恥ずかしいのかな?いや、聞かれたくないかな?」


 「いや、そんなことはないんじゃ…何が好きなんだろう…」(Kさん)


 「あ!Mさんはビール凄く飲みますよ。ビールが好きです!(きっぱり)」

 会話に飛びこんできたのは店長風のお方である。


 「おっ、さすが店長!」


 「店長じゃないですって(恒例のやりとり)」


 「あ〜あ〜あれか〜!好きなものなんですか?って聞いて、流石に女子が『酒!』って言えないんじゃない?だからかなあ」


 「酒乱しゅらんとかじゃないんだから、そんなことないでしょー!」(Kさん)


 「ま、ま、ま、確かに確かに。そ、そうだよなあ…」


 ということでっと。




 私とビール、という事を語るなら、大学1年生の時に、「黒ビール」をジョッキで初めて飲んだ時の感想だろな。


 僕は自伝「お茶の水の空は青かった」であるように(いまはお蔵入り)、真面目だが、ちょっと奇妙なサークルに一瞬だけ入っていたことがある。名前は○○研究会である。


 面白い逸話は、たくさんあるのだが、ここのリーダー格だったタレントの越前○俵太にしか見えない怪しい男性が、喫茶店みたいな居酒屋に入ると、席に着くやいなや言った。


 「くろ4つ」


 「おおっ」


 運ばれてきたのは、ドデカイ大ジョッキの生ビールだが、色が真っ黒だった。


 「なんすか?」


 「木村君は初めてか?黒ビールだよ」


 「えっ、黒いビールってどんな味???」


 「まあまあ、木村君の歓迎会だ、おごりだから飲めよ」


 「はい。ゴクリ。あ、甘い」


 「そうだよ、うまいだろ」


 「う〜ん。こんな旨いビールがあったなんて知らなかったああああああああ、キラキラキラキラ〜ン」

 

 一一一という思い出になる。


 その後、サークル名は伏せているものの、そのサークルは、聡明そうめいで有名な学者のカンさんを、講師に呼んで、講演をしてもらった(僕が入部する前)こともある。


 「ですから〜ゴニョゴニョで〜ゴニョゴニョという、ですね」

 (話は長いし、難解な用語の連発で、何を話しているか当時は、さっぱりわからなかった)


 講義が終わると「質問はないですか?」とカンさんが尋ねた。

 日本人特有の集団心理にくわえて、難解すぎる高度な話しに質問できる人はもちろんいない。


 当時の新入生、ミーハーな僕は、全くわからないくせに、とりあえず、有名人と話してみたいと思い、「はい!」と真っ直ぐ天高く挙手きょしゅする。


 「先生は、日米アンゼンホショージョーヤクについてどう思われますか?」

 一一未だに俺もようわからん、重いテーマを質問してしまう。


 「ゴニョゴニョゴニョゴニョ(すぐさま長い回答編になる)」 


 「(個別に聞いても、やっぱり意味が難解で全くわからん…)」


 「…です。。。このような答えで宜しいでしょうか?」 


 「はい!ありがとうございました!(全然1ミリも理解していない)」


 ちなみに最近の僕だが、選挙が近く、駅に結構な有名な方々もお立ちになっているが、直ぐにビラを読んだら、時間があれば、議論や質問に行く。


 変わっていると思われるでしょう。また、実に、生意気である。


 僕も結構、机上の勉強はしたし、また、いろんな生きた勉強も、してきたのである。考えるところはあるのだ。



 この間は、ある野党やとう第1党の(既に言ってるけどね)運動員と話していて、なかなか議論が噛み合うおじさんがいた。


 運動員のレベル高いなあ。流石に年配者ねんぱいしゃ、勉強されてますね〜、みたいに生意気ながら思いながら、持論を展開していた。


 そしたら、最後に名刺をわたされる。

 「○○党、参議院議員○○○」


 「(こ、このおじさん、こ、こっかいぎいんだったんか〜い!)これは失礼しました、どうも」


 つうて、ちょっと恥ずかしくなりながら、しかし、国会議員とテンポよく論議する俺もなかなかだな、と思いながら、うなずきながらるのである。


 

 さて、因みに以下はわたしの演説になる。


 「いま優しさ、思いやり、当たり前のものありますかああ?衣食足りて礼節を知る。

国民は、日々に、自分が生きるのに誰もが精一杯で、人に想いをせる余裕すらない。なんで、そんな社会になってるんですあああ!それは〜〜」  


 えー、只今の第一声は、優しさ党代表、木村れい候補で〜あります。皆様の温かいご支持をお広げください。比例は優しさ、優しさとご記入ください。(書いちゃだめですよ)


 「ピーピー!(指笛音)」


 「ひっこめ〜!じゃあ、お前がやってみろ〜!」


 「おう、やったろうやないかい!」

  (うそ、うそ、やんないよ)


 




★  ★  ★  ★  ★  ★  ★





 こんな駄文を数日前から書きためていたら、昨日7月8日、私は大変なショックを受けてうなだれた。

 言わずもがな昨日に起きたショッキングなテロ的な蛮行である。日本中が震撼した。


 僕は決して許さないのである。民主主義の根底からの否定につながる日本史に残る大事件である。

 故人に、哀悼の意を表します。



2022年7月9日 木村れい

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