第64話 「ポテチと私」
突然だが、毎日、朝に昼食を購入するために行く、こじんまりとした大手スーパーでお会いする馴染みの店員さんに質問したのである。
「Kさんは、食べ物は何が好きですか?」
「え?!そうですねえ〜……ポ○トチップスとか…。あと、豚肉好きです」
「豚肉は広いなあ。よし!ポテチを語ってみよう。ありがとうございます」
一一一というわけでと。
ポテトチップス、国民食だな。うむ。まず、ポテチは、そのまま揚げたパリッとした「❶ポテトチップス系」、潰して成形されたサクサクな「➋チップスター系」に分けられるだろうな。
私の好みは、いつからかは、忘れたが➋なのである。サクサクザクザクが好きである。
ポテチを語る時にまず思い出されるのは、家族、兄貴かなあ。
兄はポテチがやたら好きだった。(生きてます)
パーティー開けで、ポテチをテープルに広げて兄弟3人で食べていると、兄はやたらペースが早いのである。
「おい、なくなっちゃったじゃねーか!つーか、はえーよ!」
兄貴は、枝豆も食べるのが早いのである。
山盛りに茹で上げられ湯気立ち込める枝豆がザルにある。しかしすぐに無くなる。
「おい、全部1人で食べてんじゃん!」
口に出したか忘れたが、いつもそんな思い出である。
甘栗も早かった。
「あ!ない!一人で食べてる!オイ!」
3回連続、しつこいのである。
次には、ポテチと言えば、プ○野球チップスかな。遠足のおやつに欠かせない。大人になっても買っていたし息子にも買ったな。
あとは「RO○Z」のチョコレートのかかったやや高級なポテチも触れておかなければならないだろう。
柿のタネにチョコレート、ってあったけど、同じ発想である。しょっぱいのに甘い。
多分、酢豚にパイナップルが入っているのと理屈は、同じである。
はじめて食べた時、「こ、こんな旨いもんあったんか?!(がび〜ん)」、カルボナーラをはじめて食べた時の次くらいに驚いたのである。
(いや、適当)
あと辛いポテチも中々、たまに食べたくなる。
味は実に様々あるな。ラーメンくらい多様化している。じゃがいもは、奥が深いなあ🤔。
ただ…実は、これだけポテトチップスを語りながら、私は最近、一切、ポテチをほぼ食べない、、、
なぜかと言うと、口の中がポテチの尖りで切れたり、腫れたり(詳細は、リアル過ぎるから書かない)、アレルギー反応みたいのが出てしまうからなのである。
しかしながら、ポテチだけでなく、煎餅、尖っていないスナック菓子でもなることが多々ある。
全く謎だ。「強い味付け?」に口腔内が弱くて、拒否反応を示すのかもしれない。カレーは大丈夫なんだがなあ。。。
何か月か前に、ハウスダスト、イネ、タコエビなど、何十もあるアレルギー検査項目をたまたま、やる機会があった。
しかしながら、全くの陰性だった。アレルギー検査項目に「ポテチ、煎餅」もしくは「スナック菓子」という項目はないからなあ。その時、ついでに内科主治医の先生に聞いてみた。
「先生!アレルギー異常ないけど、菓子食べた時に出るこの症状は何なんですか?チップスター食べたいんですけど…」
「う、う〜ん、わからん。原因がわかるなら、食べなきゃいいでしょ」
「はあ…。原因はわかってるけど、根本的原因がわからんのですけど…」
「……次は3ヶ月後だっけ?いつにする?」話は、強制的に終わるのである。
医療とは、わからないことが未だ多いのであるよなあ。
また、医療は専門分化しすぎて、なかなか一人の医師では、わからないことは多いのである。
なぜか、ポテチの話は病院の1室から、終わりを告げるのである。
ごきげんよう、さようなら。
一一一「ポテチの車窓から」END
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