第12話 漫才「優しい探偵・ミ○クボーイ風」

木村せんせ〜い。


大塚駅前で、ビラ配りをしていたら、40代半ばくらいの女性に、「大塚に優しい探偵さんがいるって聞いた。」って言われましたよ。


「それ、俺じゃない?大塚で優しい探偵って言ったら、俺しかおらへんよな。もちろんに、桃介は、俺を教えてやったんだよな?」


「はあ。そうなんですよね。しかし、その人、お漬物が、大好物らしいですよ?」


「そしたら、俺と違うか??俺は小学2年生の時に、黄色いタクアン食べて以来、漬物は食べてないの。もう一生、漬物だけは、苦手で、食べないと決めてるの。絶対に俺と違うわ。」


「でもですね、その探偵さんは、まあまあの、イケメンらしいですよ。」


「そしたら俺やないかい!」


「大塚の探偵で、まあまあ、イケメンって言ったら、俺しかおらへんの。とにかくは、凄いイケメンではないのよ。まあまあのイケメン言うたら俺しかおらへんのな。」


「でもですね。その探偵さんは、草野球で弾丸ライナーで、150メートルは、飛ばすらしいですよ。」


「ほな、やっぱ違うか?俺はまぐれの一発当たり打者言うても、飛ばして70メートルが限界なの。150メートル飛ばすんは、ジャイアンツの松井くらいよ。それ松井探偵ちゃうんか?」



「ですよねー。それに、その探偵さん、とても平々凡々な、よくいる、優しいオジサンらしいですよ。」


「やっぱり、違うか?俺は、どこを、どうとっても平々凡々じゃないの。俺はクセが強いのよ。個性爆発人間。平々凡々は桃介の事を言うとるんちゃうか?」


「はあ。しかしその人、本当は、大人だけど、見かけが、子供らしいですよ。」


「おい、おい、それ、コナン君やないかい!!絶対に、俺ちゃうやろ。いい加減にしなさい。」




敬愛するミル○ボーイ様の作風で、書いてみるとこんな会話やろなあ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る