名前　小磯國昭　こいそ　くにあき

生没年　1880~1950

出身　栃木

在職　1944.7~45.4

・陸軍軍人。宇垣一成派の人間で、三月事件などに関与した。そのため、しばらくは冷や飯を食わされていた。

・平沼内閣、米内内閣では拓務大臣となった。その後。1942年からは朝鮮総督となり、皇民化政策を推進し、「朝鮮のトラ」と呼ばれた。

・東條内閣が倒れた後の重臣会議で首相に抜擢、米内光政と協力した内閣を組織した。

・苦戦を知った小磯は、一撃打撃を加えて講和に持ち込もうとし、レイテ島決戦を決めたが、前線での内部対立やレイテ沖海戦での敗北により、計画はとん挫した。

・沖縄戦が始まる中、総辞職した。

・敗戦後は戦犯として逮捕された。「朝鮮のトラ」と呼ばれていた小磯に対し、検事がその意味を問うと、「たぶん、歴代の朝鮮総督のうち、ご覧のとおり私が一番の醜男だ。この顔がトラに似ているからでは」と答えた。山月記にしろ、虎は醜悪な生き物というイメージがあったのだろうか。

・裁判の結果、終身禁固刑となり、2年後、留置所内で死去した。

在職中の出来事

1944.10　神風特別攻撃隊編成　　

　　　　レイテ島にアメリカ軍上陸

1945.2　ヤルタ会談

　　.3　硫黄島決戦　

　　　　沖縄にアメリカ軍上陸（沖縄戦）

　　　　東京大空襲

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい