第25話 弁護士とのやり取りとその後

弁護士へメールを送り、やっと返事が帰ってきた。


私が送った内容は

警察は何を調べ、起訴に持っていけないと言っているのか。

携帯の中身をできる限り暴き行動を調べあげたのは私自身であり、何をしてくれたというのかわからない。

という不満と未だ送られてくる奴の偽名への法律事務所からの封書の対応をして欲しいとの希望、勤務先が決まったとの報告であった。


それへの返事は下記になる。


前回いただいたメールに関してですが、

まず、偽名宛の封書やハガキがこれ以上届かないようにするためには、

1 送付元の法律事務所等に対して、

  当該住所に本人がんでいないことを連絡する

2 郵便物自体に、誤配達であることを記載した付箋を貼ってポストに投函するか、

  郵便局に連絡する。

というのが対処方法となります。


郵便局に対する連絡の案内は以下のとおりですので、ご確認ください。


https://www.post.japanpost.jp/question/193.html



詳細が分からない場合は、またご説明させていただきますので

お知らせください。


勤務先が決まったとのご連絡もいただいておったかと思います。

債務整理の件について、現在の収入と他社の返済計画等を確認したうえで、

残りの債権者との間で、返済計画の協議を進める必要がありますので、

現在の収入の状況(1か月の収入額)と、

家計の収支(収入額と支出額、その内訳)について

お聞かせいただければと思います。


さらに、警察の対応についてですが、

以前お送りしたメールに記載した内容では、

説明が不十分であったように思いますので、

あらためてご説明させていただくと、


〇警察としては、詐欺罪(寸借詐欺)での立件を目指して捜査を行っていること

寸借詐欺とは、お金が必要であるという嘘の説明をして

(典型的なものは、財布を落とした、交通費が足りなくて帰れない、など)

返すつもりがないのにお金を受け取るという行為のことです。


〇被害日時の特定として、警察は、

2月21日と、2月25日にお金を渡した件が

事件にできる可能性がある部分だと考えていること


〇詐欺の内容としては、

実際は別の名目であると聞いていれば、お金を渡すことはなかったのに、

葬儀に参列するため、という嘘をつかれたせいでお金を渡してしまったというもの。


〇捜査の進捗としては、

嘘の内容については、●さん(私)からの聞き取りで把握している。

ただ、真実が何であったのか、すなわち、

嘘を裏付ける資料が不足しているということです。

例えば、葬儀は実際に行われていたものの、

加害者が参列していないということなのか、

葬儀自体も実際には全く予定されてすらいなかったのか、

などの様々なパターンがあると思います。

加害者の嘘を裏づけるような資料が、

少なくとも裁判で加害者を有罪にできるほどは集まっていない

ということです。


警察からは、以上のような状態であることを確認しています。


そのうえで、捜査の進捗についてですが、

実際のところ、どこまで進んでいるのかについては、

たとえ被害者の立場であったとしても、

警察は詳細には答えないことがあります。

もちろん捜査に不備があり、

やましいので答えられないという場合もあるかとは思いますが、

どういう理由で答えないのかまで、

明確に把握できるものではありません。



特に、2月21日と2月25日というのは、

日付が特定されているようなので、

●さん(私)の方で把握してくださっている、

●県‪✕‬‪✕‬市の旅館

に対して、

弁護士会からの照会手続きで、

当日の宿泊者名簿の開示を請求してみるということは

ありえると思います。


ただ、上記の弁護士会照会は、

特に、宿泊施設への照会の場合、

「顧客のプライバシー保護の観点から、開示できない」

という回答が返ってくることがかなり多いため、

もし出てきたらラッキー、くらいの感覚で請求してみる

という程度にはなってしまいます。


弁護士の方から、調査や照会を行って、

情報を取れる可能性がある事項というと、

上記のホテル以外には厳しいというところです。


以上、長くなりましたが、

ご確認のほど、よろしくお願い致します。



メールで全て済まそうとする弁護士には腹が立ったが、まだ私は働き始めたばかりで1度しかまだ給与は貰っていない為、話にならないだろうとも思い、実際仕事に専念しなければいけないことも考えたら弁護士事務所に赴くのは妥当ではないと冷静に心を落ち着かせるようにした。


そして郵便局に連絡をしたが、郵便局からは誤配の郵便物を集荷したいと言われたが、平日休みで勤務の日は郵便局が開いていない時間帯に帰宅するため、すぐには対応出来ない、次の休みは予定があるのでと答えた。


休みの日は私は精神科、ハローワークへの予約をしていたのだ。


すると郵便局員は【かしこまりました、それでは御手数ですが、お手元にある誤配の郵便物を誤配と付箋を貼っていただきポストへ投函して下さい】との事だったので了承し電話は終わった。


だが次の日、集荷担当だという郵便局員から電話があり【いつでしたら集荷に伺っても宜しいでしょうか】と言われ、昨日のやり取りはなんだったのかとイラつきを覚えた。


私はまた同じ返事を繰り返した。


するとその郵便局員は、【それでしたらお休みの日にお伺い致します】

何を聞いているのか。休みの日はもう予定があり対応出来ないと言っているのに、話が通じず、昨日こちらからポスト投函すると話したのはなんだったのか。


私は面倒くさくなり、予定を詰め詰めにし、夜19時に対応してくれるのならと可能だと返事をした。


ポスト投函するには封書が多いのもあり、このやり取りを早く終わらせたかった。


そして休みの日、郵便局員は来なかった。


精神科を終わらせハローワークへ行き、もっと話しをしたかったのに早く切り上げ、奴の偽名宛の封書を整理して待っていたのに来なかった為、怒りが込み上げた。


次の日苦情の電話を入れた。


すると【お伺いしており、不在だった為帰りました】という返事がきた。


私は18時には家にいたが、誰一人として来てはいない。


【何時にうちへ来たのか】という問いに答えてはくれず、実際家にいた私は腹が立った。


そして今日中になるべく早く来て欲しい旨を伝え、電話を切った。


散々、人の予定を無視し、集荷集荷というから予定を早く切り上げ待っていたのに来ず、訪問時間も答えられず呆れた。


そして反省の色もなく笑いながら【すみません】といい、特に話もしたくなかったのですぐに封書を渡し帰ってもらった。


私は今、食いつなぐ為に急いで決めた派遣の仕事が多忙で、終わる時間も遅いため無駄な時間を過ごしたくなかった。


今私はこのままじゃ借金返済等不可能な立場にいるため、正社員の仕事を探すために、ハローワークで何が出来、職業訓練を受け資格も取りたいと考え始めていた為、調べる事が多く、節約に関しても見直しが必要だと思い、固定費、収入、支出を苦手な家計簿もつけ始め、動画配信もあった為時間が本当に足りない位だった。


仕事の日は夜20時に勤務が終わり帰宅するのは早くて20時半から21時の間で、すぐに動画配信をつけ24時まで配信をしなければいけないため、お風呂はその後になり家計簿をつけたあと、翌日の準備をし、就寝という慌ただしい日々を送っていた。


だが、やっと忌々しい奴の名義の法律事務所からの封書がなくなると思えば、良しとしようと自分の苛立ちを誤魔化した。


人間というのはお金がなく、時間が無いとこうも小さいことでイラつくのかと情けなくも思った。


そして本当に少しずつだが、数分しか集中出来ずやる気が湧かない心を薬で誤魔化し、虫の湧いた部屋を片付け本当に少しずつ片付け始めた。


以前は虫が湧いていようがなんにも感じずなんとも思わず動けなかった。


やっとほんの少しずつ自分の変化を感じてきたところだった。


そして休みが明け、多忙な仕事の業務に追われる毎日が始まるのだ。


だが働きながら正社員を目指し動くのは思った以上に大変で、何社も面接落ちしていたが、今ここで正社員の道を諦めれば、借金返済も貯金も、関東へ帰ることも出来ない。


踏ん張らないといけない時なのだ。


と言い聞かせる毎日だった。


医師には週5働くのは今は無茶すぎる。また更に心が病み休業へと追い込まれるから辞めなさいと言われていた。


警察への対応も、弁護士の事も、借金返済の事も、正社員としての就活、貯金、将来の事を考えると頭がパンクしそうで壊れそうだ。


だが、誰も助けてくれる人はいない現実。


毎日叫び出したくてたまらない。


そして過去の自分を殴りたくてたまらない衝動に駆られ不毛だと落ち着かせる自身の心に疲れ眠る。



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