第15話 第3回公判

12月7日第3回公判は休廷になった。


奴が発熱したとの事で休廷になったのだ。

絶対に嘘だと思った。


そして私は動画配信など色々とプライベートで忙しく事件について疎かになっていた。


次回はいつになるのか。


本当に犯罪者というのは麻痺しているとしか思えない。

怒りに震えた。


そうして何日間経ったのか変わらず飲みに行っている写メが載っていると報告があり、見て最早なんにも感じなかった。


全てがめんどくさくなってしまった。

自分のことすら手につかず、寝たきりの生活をしているからだ。


ベッドで出来ることしかできない所まで追い詰められた私は何かをしようと言う行動力に完全に欠けていた。



この時には彼女の子供はもうちょい1歳になっていた。


子供も存在しながらも起訴すら逃げる奴の神経を疑う。


心の疲弊がたまり、吐き続け、眠れない日を送ったのだった。

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