第13話「神様、もう一度だけ…」

また朝が来た…


またアイツの相手をさせられる


王様気取りの変態クソ野郎…


毎日毎日アイツに…


聖水せいすい黄金おうごんだとか言って


おしっこをかけさせられて


ウンチするところまでいつも見られてる


アイツに口もアソコも…


お尻の穴までおかされる…


アイツの精液を飲まされ続けてる


何日ったんだろう…?


ここへ来て…


もう、分からなくなった…


でも…


私が淫乱いんらん女だから


気が狂う事もないのね…


これだけ毎日アイツの


性のなぐさみ者にされたら


普通の女の子なら


とっくに狂っちゃってるわよね…


私だから… 気も狂わない


毎日、いろんな男とセックスの毎日…


そんなに違わないもんね


今までと…


乱交だってやった


一度に五人の男に輪姦まわされたこともあったわ


そんなのしょっちゅうだった


でも、いつも私が平気で…


男達がを上げてた


いくら男のせいびても平気だった


だからアイツが相手でも結構平気…


でも…


帰りたい…


ママのところに…


パパはいや


パパは…


刑事の仕事ばっかりで


いつもいそがしかった…


私やママの事…


ちっともかまってくれなかった…


たまに家に帰って来ても


寝てばっかり


酒とタバコばっかりだった…


どこへもれて行ってくれなかった


でもね… パパ…


くみ、本当はパパのこと好きだったのよ


パパにかまって欲しかった


くみは…


パパに振り向いて欲しかったの


抱きしめて欲しかった…


でも、パパは仕事ばっかりだった


だから私は家を飛び出した


私を愛してくれる彼の元へ…


彼は私を必要としてくれた


彼は仕事が出来なかったから


私がかせいだわ…


毎日、男達と寝た…


男から金を取って…


彼に渡した


彼は私をめてくれた…


彼には私が必要だった


愛してくれてたのよ


そう思ってた…


でも彼は女と逃げた…


私のかせいだお金を全部持って…


裏切られた…


いえ、私が子供すぎたのね


世間知らずの小娘こむすめだった


身体をよごしてかせいだ金を…


彼と暮らすためにめた金を…


全部持って別の女と逃げたのよ!


私は打ちのめされた…


気が狂いそうになった


でも…


私は家には…


パパとママの所へは帰れなかった…


私はけがれてしまったから…


男の精液と汗のにおいがみついた


よごれた身体になったから…


私はこんな目に合わせた彼をのろった


でも彼は見つからなかった


それからよ


私は男に復讐ふくしゅうちかった


私のこの美貌びぼうを使って男に復讐ふくしゅうしてやる


それから私は…


男を手玉に取るようになった


男をらし込んで


男をだましてみつがせたわ


男達は面白おもしろいくらい私に


夢中になった


みんなきそって私に言い寄った


私は片っぱしからそいつらと寝た


セックスで私のとりこにしてやった


一度私を抱いた男は、私の奴隷どれいになった


いくらでも金をみついでくれるの


金が続く限り、気持ちのいい思いをさせてやった


いくらでも抱かせてやった


でも金がなくなったら


捨ててやったわ


もう必要ないもの…


金の切れ目が縁の切れ目ね


女は怖いのよって


言ってやった


そんな捨てた男達から


何度か危ない目にった


殺されそうにもなった…


でも平気よ…


いつも私の勝ちだった


私が男達に復讐ふくしゅうするのよ


悪いなんて思わなかった


可哀かわいそうなんて思った事なんて無い


……


やっぱり…


バチが当たったのね…


私が男達にしてきたつみ


神様がお怒りになったんだ


自業自得じごうじとくよね…


でも、こんな毎日はイヤ…


アイツの奴隷どれいなんて金輪際こんりんざいイヤ


死にたい…


でも死ぬ前に、もう一度だけ…


ママと… パパにいたい…


許してもらえるとは思わないけど…


あやまりたい… 二人に…


ああ、神様…


お願いです…


くみはい改めます…


せめて、もう一度だけでいいんです


パパとママにわせて下さい


そうすれば、私は死んでもかまいません


お願いです…


神様…

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