読んでいて、川に足を浸してみたときの染み入るような冷たさや、分け入る山のあちこちに千変万化する表情を見出していくときの喜びが、とっても活き活きと伝わってきました。
実際、山によく行かれるのかな、などと想像したくらいです。
「いーちゃん」についての描写からは、思わず岸田劉生さんの「麗子像」を思い浮かべました。
続きを楽しみにしております。
作者からの返信
関 よしか様
いつもありがとうございます。
今回は街から離れているので、いつもと違う雰囲気が出したくて、情景描写を多めにしています。山は割と見ますが、川などは子供の頃の遠足などの記憶を頼りにしていました。豊かな自然と少しはしゃぐ主人公の感じを受け取って貰えて嬉しいです。
美術の造詣があまり深くなく、麗子像は教科書で見たぐらいなのですが、いーちゃんのイメージということですかね。
応援ありがとうございます。とても励みになっています。
こんにちは。
少しずつですが、拝読を進めております。
歩くと何か踏んでしまわないか不安になる――
この辺りは、すごく共感できます。
子供の頃、芝生を歩くのが嫌いでした。
芝生の下、土の上にいる虫を踏まないか、とても不安でした。
今も、近くのスーパー前の舗装路を歩くときは下を見ます。
蟻が這っていることが多いので、できるだけ踏まないように……。
作者からの返信
mamalica様
いつもありがとうございます。地味に長い作品ですので、ご自身のペースで楽しんで頂ければ嬉しく思います。
さりげない描写に共感して貰えて嬉しいです。主人公のこの気持ちは私の感覚とも似ている部分です。
私の場合、そこに何がいるか分からないという不安は、殺生をしたくないという気持ちであり、また少し潔癖気味な感覚でもあるのかなと感じています。何かで体を汚したくない、罪悪感を抱えたくないと言ったような。生き物に優しいとはちょっと違う感覚ですね。mamalica様はどういう理由だったのでしょう、気になります。
コメントありがとうございました。