応援コメント

第10話 悶着の乱入者」への応援コメント


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    こんばんは。
    如月さんのエピソードを読んで、それ自体では漠然としている「認知」を、無意識のうちに「自我」が選り好みしていることって、往々にしてあるなあと、身につまされました……

    人間の痛みですよね。

    それから、ここまで読んではじめて意識したのですが、主人公の「私」のアイデンティティはすごく隠されているようです。
    如月さんも「あなた」呼びだし、楽號も名前では呼ばないし……

    ここから、「彼」or「彼女」(私は、勝手に男性と想定していましたが)のアイデンティティが、その「記憶の蓄積」と絡んで、どう示されていくのかがとても楽しみです。

    長々と失礼いたしました。

    作者からの返信

    阿部瑞南様、こんばんは。
    読んでくださり、ありがとうございます。沢山の感想を読めると嬉しいので、長文は大歓迎です。
    同じ景色を見ていても、人によって注目点が全然違っていたり、まるっきり反対な感想を持ったりしますよね。完全に客観的な視線で見ていたら有り得ないことです。もしかしたら、私達の自我が認知を歪めているのかもしれない、主観というものは思っているよりも制限の掛かったものかもしれない。そんなことを考えながら書いていました。
    ご指摘の通り、主人公の描写には制限が掛かっています。「私」がどのような人間なのか、その性質がどのような結末を迎えるのか。続きを鋭意執筆中です。またお時間がある時にちらっと覗いて頂けたら嬉しく思います。
    コメント、とても励みになります。ありがとうございます。文が長くなって申し訳ありません。つい嬉しくなってしまって。

    編集済