第2話 大惨劇 前編
ー入学式ー
「エースケ!!!エースケもこの高校だったのかよ!お前の家に超近い高校あるからそこ行くんかと思ってたわ!」
「ソースケ!!久しぶりだな!!ゆうて数ヶ月ぶりか!」
こいつは小学校からの友達、金山宗介だ。
宗介は昔から短気で喧嘩などはいつも僕が止めていた。
「エースケはどの大学を目指しているんだ?」
「僕は今はまだ特に考えてない…」
「そっか…俺はな!東大にいいって見てえなって思ってる!!」
「すげえな!」
僕と宗介は昔から一位の座を争っていた。宗介は本当に頭が良くてこの高校の入試で全教科満点で入学してきた逸材だ。
ちなみに僕は一個だけ97点を取ってしまった。
そんな宗介がどこで道を間違えたのか。
入学式から一週間後。
「ソースケ!!何やってんだ!!!」
宗介は校舎裏でタバコを吸っていた。
「別にいいだろ?お前も吸うか?」
「吸うわけねえだろ!バカかお前!!」
宗介は話も聞かないので、僕も諦めて帰ってしまった。
やはり、ここでちゃんと止めていればよかったのだろうか…
そこから宗介は変わっていった。
成績はイッキに落ちて、不良になりカツアゲ屋いじめも始めるようになった。
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