最強陰キャの影物語

ソラくんです。

第1話 史上最強の陰キャ

僕は黒柳 影助、高1陰キャだ。

誰が何を言おうと陰キャだ。

まごうことなき陰キャだ。

そう自分を陰キャと諭し続ける。


陽キャは嫌いだ。話し方はうざいし、変に絡んでくるからだ。



今日はこの転校後の初登校、陰キャデビューだ。


なぜ僕が陰キャデビューを果たしたのか。それは小5の頃に遡る。


小5の時


「僕、泳ぎたい!!水泳習いたいな!!」


「あぁ、いいぞ。影助のしたいことはなんでも。俺が手伝えることならな。」


父は割と自由人だった。

父はその性格で成り行きで友達と企業して超大成功した若手社長だ。


翌年


「父さん、水泳飽きた…」


僕は一つのことに集中しすぎて周りが見えなくなるタイプだ。

その性格の上、才能?があるらしく一年で水泳は上達してしまった。


「今度はサッカーしたい!!」



翌年


「もう上達したのか…やっぱり影助には才能があるのかもな!」


「父さん!今度は柔道したい!テレビでやってるの見た!柔道かっこいい!!」


「いいぞ!やっぱり影助は才能があるのかもな!」


翌年


「今度はボクシングやりたい!」


翌年


「テコンドーってのが気になる!!」


「おぉ!今度はテコンドーか!」



そのような調子で僕は最強に成り上がっていった。


あっちなみに今はさらに最強になるべくいろんなものに挑戦してiruyoooo




転校してインキャデビューをするのは高一になってばかりの頃、事件を起こしてしまったことがきっかけだった…

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