第3話 大惨劇 後編
俺は許せない…あんなに優等生だったやつがこんなに落ちぶれたんだ…
「ソースケ…お前いつからそんなになったんだ?」
「お前こそ、そんなに俺が許せないのか?」
「あぁ、今にも殴りたいくらいだ。」
「そんなに殴りたいなら殴ってみろよ。」
「あぁお前が反省すると言うまで殴り続けてやるよ!オラァァ!!!」
そして俺は宗介の顔を思い切り殴り飛ばした。
「いてえええええぇぇぇぇ!!!!お前なんでそんなにつええんだよ!!」
宗介は知らなかった。僕が最強だということを。
「ソースケ!!」
俺は殴り続けた。宗介が気絶するまで。
「お前!何してるんだ!!校内での暴力は停学処分だぞ!!」
俺は一度集中すると周りが見目なくなるタイプだ。
先生の言葉を聞かずに一方的に殴り続けた…何度も…何度も…
そうして親まで呼ぶことになった。
「影助!お前なんてことしてんだ!!」
普段、温厚で自由人な父親が初めて怒った。
この大惨劇を起こしたことにより、僕は退学し、遠くの地域に引っ越すことになった。
「影助、お前は強い。だからその拳は正義だとしても正義ではない。お前は本当の正義を探しに行くんだ。」
そうして九州から東京まで引っ越しをして一人暮らしをすることになった。
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