第5話 盗作

 今日も西谷大地は公募用の短編小説の執筆を頑張る。クスクスとする幻聴。執筆の間に塩田恵とメッセージのやり取り。

 いつものように西谷大地が執筆を自宅の自分の部屋で続けていると、両親の口喧嘩を聞いてしまう。心配になる大地。両親の方へと向かう。確かに、西谷大地の両親が口喧嘩をしている。大地はその場をそっとして自分の部屋に戻った。

「盗作しただろ」

 西谷大地は、ハッとして、その言葉が幻聴だと判断する。急いで、大地はお薬を服用した。けれども、執筆をしている西谷大地に幻聴が「盗作した」と、しつこく言う。これには、執筆を一生懸命にしている西谷大地は幻聴に対して怒る。

 ちなみに、こういった症状が悪化することにきっかけらしきものはあっても直接の原因ではないらしい。

 西谷大地は幻聴の心ない言葉で怒り、小説を書こうとする気持ちがなくなり始める。

 西谷大地は部屋のゴミ箱を八つ当たりで蹴った。

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