第70話 初ダンジョンパート1

 本日、異世界23日目!


 ついに来ました!異世界ダンジョン!

 これぞ、冒険!これはロマンティック!


 僕たちすぐ着くから楽ちんちん!


 ノザトダンジョン入り口。


「ようこそ、ノザトダンジョンへ!

 こちらで受付させていただきます。

 それでは、みなさんの冒険者証をお預かりします。」


 カチャカチャカチャ!


「確認が取れましたので、入場料10000Gをユメさんの口座から出金させていただきました。

 冒険者証をお返しします。

 

 それでは、入り口を入って階段を降りてください。

 各階も階段を降りると次の階に進めます。

 10階毎の階段の横に、入り口への転移陣がございますが、続ける場合にはそのまま階段を降りてください。


 みなさん、荷物が少ないようですが大丈夫ですか?」


「はい、マジックポーチに荷物は入れてるので大丈夫です。」


「そうですか!

 ここからは、安全の保証は致しかねますので、無理をなさらないでくださいね!

 いってらっしゃいませ!」


「それじゃ、行ってきます!」



 おー!これがダンジョンか!

 来た〜!って感じするな!

 ワクワクして来た〜!


 いきなり階段があって、ここから降りていくみたいやな!

 地下1階からスタートですね!



 ノザトダンジョン地下1階。


「みんな視界は大丈夫やね!

 それじゃ、モニカ!感知でモンスターの探索お願い!」


「承知♡あっちにいるよ!」



「いた!ゴブリンやな!サクッと行こう!」


「「「「承知!!♡☆」」」」


 ふー、瞬殺やな!



「お頭〜♡私、戦術スキルのレベル上がったみたい!」


「おー!スキルアップ第一号やな!

 やっぱりスキルは使ってると上がるんやな!

 モニカは狩りでずっと感知使ってたもんな!

 それじゃ、これからはみんなもスキルを使っていこ!密着したら回復するしな!」


「「「「承知!!♡☆」」」」



「で、モニカ!レベル2のスキルってどんな感じなん?」


「はい、地図ですね。」


「おー!ダンジョンにピッタリのスキル!

 ここでそのゲットは大きいな!やったな!」


「へへへ♡褒められちゃいました♡」


「ほんじゃ、使ってみてくれる?」


「承知♡地図!感知!

 わー!感知できる範囲は地図が表示されますね!

 それにモンスターと人が色分けされて表示されてますよ!

 このダンジョンだと、地下1階はすべて見えます!」


「うおー、すげー!興奮して来た〜!

 ファインプレー!やった〜!」


 思わず、モニカに抱きついてしまった!



「うおー!僕にも見える!地図が見える〜!

 すげー!超すげー!」


「お頭〜♡嬉しいです〜!

 なかまシステムの効果ですかね!」


「ほんまやな!うちにも地図が見えるわ!

 こりゃすごいスキルやな!」


「へー!私も!わーすごいんだよ!」

「すごいですね!」

「ほんとだ!これはいいね☆」


「結構広いダンジョンやのに、これやと楽勝やな!バンバンレベル上げできるな!


 ところで、エマのスキルって使ったことなかったけど、大歌唱のレベル1ってどんなスキルなん?」


「魅了だね!歌うと人やモンスターが寄ってくるみたい。

 元の歌唱は単体だったんだけど、大歌唱になって複数の範囲スキルに変化したみたいだよ。」


「なるほど、でも人も寄ってくるんじゃ、使いにくいな!

 1階は、冒険者もいるみたいやしね!

 でも、スキルは使っていった方がいいから、使い方を考えないといけないね!」


「あ、モンスターだけとか人だけとかいろいろ指定できるみたいなんで、大丈夫だと思うよ。」


「え?そうなんや!

 それなら、結構使えるやん!

 使っていこう!

 レベル上げに最適やと思うわ!ナイス!」


「それじゃ、私もスキル使っていいね☆」


 早く聞いとけばよかった。

 すごいいいスキル持ってるやん!


「この階は冒険者が多いから、もう少し進んでから使ったほうがいいかもね!」


「そうするね☆」


「それじゃ、サクッとこの階を通過して、次の階に行きますか?」


「「「「承知!!♡☆」」」」

「おーけー!」


 この階はゴブリンしかいないみたいやから、楽勝で進める!

 スキルも適当に使ってる。

 中でも僕の覇気は反則に近い。

 ゴブリンじゃみんな気絶してしまう。

 なので、今までは覇気は身体強化系と武器強化系しか使ってなかったんやけど、これからは、使っていこうかな。

 ハガネ、コガネ、カグヤ様は、無駄使いのような感じでスキル使ってるし……。

 しゃーないけど……。

 とにかく、冒険者とは会わないように進んでる。いろいろ見られたくないし。



「すごく早かったな!地図すごいね!

 ほんじゃ、次の階に行くよ!」


「「「「承知!!♡☆」」」」


 今日はどこまで行けるんやろ?

 まあ、レベル上げが目的やから無理はしませんけどね!楽し〜!




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