第51話 次どうする?

「カグヤ様!ちょっと話ししていいですか?」


「なんや、ユメ!しゃべってええんか?」


「ほー、喋るカラスか?」


「あほー、カラスちゃうわい!八咫烏や。何回言わすねん!

 うちは神の使いやからな。お前らの数百倍生きとるさかいに、エルザよ!もっと敬意を持って接さないかんよ!!」


「はい、失礼しました!」



「カグヤ様、結構距離あるんやけど、皇国の王都まで一気に飛んで行ける?」


「おー、これか?

 ええでぇ。いつもは速度落としてたからな。スキルの反射で周りにバリア張って飛んだるわ。なら速度上げても大丈夫やろ。

 ユメ!その場合な、密着だけやのうて、急速エナジーチャージも必要なんやで。濃厚なやつや。たまには超急速エナジーチャージでもええんやでぇ!ほな頼むでぇ!」


 そんな裏技あったんかいな!


「濃厚なやつ、承知です!


 エルザさん!僕たちだけで、王都に行った場合は、中に入れてもらえますかね?


 ここからの話は、口外しないで欲しいのですが、黒の軍団は、全員隠蔽スキルを持っていて、姿を消すことができます。そして、カグヤ様に乗って移動することができます。

 だから、僕たちだけだと、王都の門まで、気づかれることなく、移動できると思うんです。」


「それは、もちろん。門は冒険者証で普通に通ることができる。

 そのあと、城もエマ様がいれば、通してもらえるはずだ。」


 じゃあ、そうしますか!


「エマ!大丈夫?」


「お頭〜☆もちろんですよ〜!

 ありがとうございます♪」



「ユメ!こちらで黒の軍団の人数分の仮面を準備した。エマ様だけ着けてると目立つからな!

 これからは全員着けとけよ!」


 わおー、まさに仮面舞踏会!



「ユメくん、ありがとう!

 できれば、私も連れて行ってもらえないか?」



「1人くらいなら、隠して行くことは可能だと思うんですけど、何があるかわからないので、まずは僕たちだけで行こうと思います……。

 すいません。」



「そうだな。なら仕方がない。

 では、皇国王都に行って、また、ここに帰ってきてくれ。

 それでまた、その後の相談をさせて欲しい。

 それまでは、私はここで、ソフィアに厄介になってるよ。」



 というわけでして……。

 皇国の王都に明日出発するために、街に買い出しに来ております。



 黒の軍団〜仮面舞踏会バージョン


 トランネコ商会で、日用品を購入、その辺の屋台で食糧を結構な量を買い込んでおいた。収納しておけば、状態保存されるんで、余分に買っておいても、大・丈・夫!


 お宿に帰って、カグヤ様とみんなで、明日の飛行ルートの確認とその後の行動の再確認をしたあと、食堂に行って夕ごはんを食べた。


「ミーザさん、少しの間、不在になります。また戻ってきますのでよろしくお願いします。」


「あいよ。頑張ってきなよ!」


「はい!」



 部屋に戻って、いつもより早くお風呂タイムに突入!


 実は、一昨日、そう、エマのペロリ事件の翌日です。

 お風呂タイムで、カグヤ様がついにお口の恋人を解禁してしまった。

 それはそれは夢のようなテクニックで、無抵抗のまま、バズーカ砲発射!

 そして、カグヤ様はそのままゴックンです。


 しかもですよ。

 このお口の恋人&ゴックンだけど、実は、急速エナジーチャージのベロチューを超える、超急速エナジーチャージだったことが判明!

 女性陣の気持ち良さもベロチューより一段アップしております!


 というわけで、今のトレンドが、お口の恋人募集中に切り替わっております。

 まさにペロペロ・ペロダイス!


 そして、それ以降、カグヤ様の徹底指導を受けて、現在も発展途上中ではございますが、なかま全員がテクニシャンとなっております。

 まさにペロダイス!

 絆Pも上がっております!


「お頭〜!これはいかがですか〜?」

「ふぁい!すごいです!」

 パオーン!バズーカ! ゴックン!

「あ゛ーーーーー!いい〜!」


「お頭〜!ここ気持ち良い〜?」

「ふぁい!最高です!」

 パオーン!ババズーカ! ゴックン!

「あ゛ーーーーー!気持ちいいんだよ〜!」


「お頭〜♡濃厚にいっちゃうぞ!」

「ふぁい!もう頭真っ白です!」

 パオーン!バババズーカ! ゴックン!

「あ゛ーーーーー!気持ちいい〜♡」


「お頭〜☆ここがいいの?」

「ふぁい!そこいいです!」

 パオーン!ババババズーカ! ゴックン!

「あ゛ーーーーー!気持ちいい〜☆」


「ほな、最後の仕上げに!」

「うぉー、たまらん!」

 あっかーん!バババババズーカ!ゴックン!

「あ゛ーーーーー!ええわ〜!」


 夜は長い。2周目に突入!

 ウォー・ウォー・トゥナイト!

 今、戦いが始まる!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る