第13話 やっぱ契約って?

 神の使いと契約です。霊鳥ですけど。

 クチバシにチェリーって歌があったけど、どういう意味なんやろ?


「ほな、こっちに来〜や。さっそく、ブチューとかましたるでぇ!クチバシやけど!うち、くちびるないんやけど!ヨホホホホ〜♪」


 相変わらずやなぁ!



「ほんじゃ、カグヤ様、よろしくお願いします。」


「おー、どんとこいや〜。」


 契約のキッス!鳥と!!



「「あ゛ーーーーーーーーーーっっっ。」」



「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。

 なんじゃこりゃ〜!

 ごっつい気持ちええやないかい!


 まったく、あんたはなんやねん!

 これは、来た甲斐あったわー。

 まあ、これでなかまシステム参戦や。

 これからよろしゅうやでぇー。」


 たしかに、2回目でも、ものすごい気持ちいい。また、おしっこ、ちょっとちびってしもた。また、黙っとこ。


「あ、カグヤ様、首飾りのマーク、僕達の胸のワンポイントとお揃いになってますね。」


「あ、ほんまや。ええやんか!うちら、なかまやさかいな。うんうん。」



「それじゃ、ステータス見てみますね!」


「あ、ちょっと待って!」

「はい、行きます。」

「うちも密着やな。サービスサービスー。」


 カグヤ様も?流行ってるの?



〈ステータス〉

 マサユメ 15歳 レベル1

 ジョブ スーパーニンジャ(頭領)

     スーパーテイマー

 HP 200/200 MP 200/200 BP 650

〈スキル〉

 忍術(覇)レベル1

 隠密(ステルス)

〈固有スキル〉

 全鑑定 無限収納 超回復 

 状態異常完全無効


〈なかま1号〉

 ハガネ 13歳 レベル1 絆P 1

 ジョブ スーパークノイチ(下忍)

 HP 100/100 MP 100/100 BP 250

〈スキル〉

 忍術(影)レベル1

 隠密(ステルス)


〈なかま2号〉

 コガネ 13歳 レベル1 絆P 1

 ジョブ スーパークノイチ(下忍)

 HP 100/100 MP 100/100 BP 250

〈スキル〉

 忍術(光)レベル1

 隠密(ステルス)


〈なかまEx〉

 カグヤ 2712歳 レベル1 絆P 1

 ジョブ スーパー神の使い

 HP 100/100 MP 100/100 BP 350

〈スキル〉

 霊術(太陽)レベル1

 隠密(ステルス)

〈固有スキル〉

 膨張・収縮

 


「はぁ。あの小僧、ほんまにやってくれおったなぁ!まあ、気ぃつこて、若干補填しとるし、これで我慢しとくか。ほんまに難儀やで。」


「あのー、小僧というのは、神様ですか?あと、補填って?」


「あーそうや。こっちの世界の神様は代替わりしとるから、うちより大分と若いからな。

 補填ちゅーのは、固有スキルのことや。もともと、うちの持ってたスキルやな。

 たぶん、あんたらの移動に難儀するやろうから、後付けしたんちゃうか?

 それも言うとったさかいに。ほんまに過保護やで。」


「へー、カグヤ様、すごく長生きだね!」


「そらそや。神の使いやさかいに。

 丁寧に扱いやー。」


 長生きってレベルじゃないけど……。

 スキルの確認はして貰っとこ。


「カグヤ様、霊術レベル1って何が出来るんですか?」


「レベル1は反射やな。鏡みたいなもんや。バリア&カウンターって感じやな。

 攻撃というか、ダメージを跳ね返すねん。

 ちょっと出してみよか?ほれ、反射!」



「うわー、きれいに映ってる!こんな顔してたんだね!ハガネと同じだ。」


「そうですね。自分の顔見るのはじめてです!たしかにコガネと同じです。」


 そうだよね。双子なんだからw


「あと、隠蔽は分かっとると思うさかい、膨張・収縮ちゅうのは、自分の体を大きゅぅしたり、小さぁしたり出来るちゅう術や。一部だけでもいけるんやで。バインバインになるでぇ!ええやろ!」



 下ネタかい!鳥のバインバインいらんわ!


 こうして、めでたく、なかまが1羽?増えました、まる。

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