第4話
俺は目を開けると見覚えのある白い空間が広がっていた
「やあ、マサト君。」
「誰だ?」
そこには、女がいた
すらりとした四肢に、美貌。それ長い布一枚のみで作ったような服で包み隠される
目はエメラルドのようにキラキラと光る。肌が雪のように白く、淡いピンクの頭の上に輪っかが浮いている
一瞬、見惚れてしまうが意識を呼び覚ます
「僕は見ての通り、女神様だよー?他の人たちには創造主って呼ばれてるけどねー。オーちゃんが言い忘れたことあるから伝えにきたの」
オー・・・
オーディン関連の奴か?
「今日じゃなきゃダメだったのか?せっかくいい気分だったのに」
「え?いや別に?暇だったから。あっちなみにこれ睡眠に入らないから明日滅茶苦茶眠くなるから気をつけてね」
「本当に自己中心的だな」
創造主は、腕を組み。うんと頷く
すると、豊満な胸がかすかに揺れて自己を大きく見せる
「そうなんだ。誰も僕のことを止められない。だって、僕は神様だから」
「・・・・で、要件は何だ?」
俺は、諦めて創造主に要件を聞くと
創造主は俺に肩を組んできた
当たる当たる
離れろ
「一つ今の君に忠告しておこう思ってね。まぁ、それは最後に取っておいて、恋バナしよ。こ・い・ば・な。さっきまで見てたけど。本当に大好きなんだねー。シズカちゃんのこと。熱烈なハッグみしてもらったよぉ〜」
創造主は、恋バナというのに興味を持っているのか、俺から離れて体で大きく表現しながら少し興奮めに聞いてくる
だが、同時に馬鹿にしてきていた
俺はそれに威圧的に答える
「舐めんなよ。俺が好きなのはタイムリープする前のシズカだ。今のシズカは関係ない」
そう俺が答えると創造主がフューと口笛を吹く
「かっくぅいー。一途だねぇー。じゃ、尚更この忠告は必要だね。」
そう言ったのちの創造主は、さっきまでと態度・・・というより雰囲気が変わった
「いい?一つ忠告。あなたはタイムリープしたわけじゃない。擬似的なものであって近いだけ。あなたが体験したことが必ず起きるとは限らない。どこかに綻びが存在するはずよ。気をつけてね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます