第5幕 海の見える丘

ロビン

「マリー、君は本当に純粋な人だね。一点の曇りのない済みきったダイヤの輝きそのものだ。それに引き換えこの俺ときたら、自分のことしか考えない勝手な男さ。君のような澄みきった人には、やっぱり俺ではだめだ」


マリー

「いえ、ロビン。あなたはやさしいわ。本当はやさしいのよ。お願いロビン、もう自分をいじめるのは止めて。私は、私はロビンを愛しているわ」


ロビン

「マリー、ありがとう。愛しているよ。こんな俺でも愛してくれるのかい」

「幸せだ。俺は世界一の幸せ者だ」

 (デユェット 愛のうた)


ロビン

 君をはじめて見た時から、俺の心はときめいた。

 君の澄んだ瞳の中に、君の心の美しさをみた。

 愛してもいいかい。愛してもいいかい。

 人を愛することを忘れていた この俺が君を愛してもいいのかい。

マリー

 愛してほしい、愛してほしい、あなたはやさしい人、

 愛してほしい、愛してほしい、あなたの愛がほしい

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